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ランス END 〜繰り返しの第二次魔人戦争〜
第一部 GI歴末からLP歴の終わりまで
序章(CP0第一周、結末Cエンド)
第04話 大戦勃発、人類首脳会談の前
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無欠の騎士として知られている。

 「主力の魔人は電撃の使い手レイ。また魔人パイアールのロボット兵団の目撃情報あり。
  方面軍本隊は大将軍ピサロが指揮。何やら金銀財宝をかき集めている様子です」

 「都市連合の長としてコパ帝国のコパンドン女史が選任された様子です。
  ただし首脳会議には主要七都市の各代表が参加するとのこと」

 「わかった。次を頼む」

 正直なところ離れた自由都市の戦況はヘルマンからではどうしようもない。

 「ゼス王国の戦況を報告します。ゼスに侵攻した魔軍の総数は100万」

 「……」

 もはや誰もが声もでない。魔軍は最大数の兵力を魔法王国ゼスに投入した。
 魔軍の侵攻が多かったゼスは四年前にマジノラインが初稼働し、十万の魔軍を撃退した。
 そして三年ほど前には、カミーラダークと呼ばれる争乱で国が崩壊の危機に瀕した。
 それでも魔人四天王の一人であるカミーラを封印したらしいと聞いてはいたが……。

 「鉄壁を誇るマジノラインは突破され、首都ラグナロックアークを放棄」

 「……」

 首都が陥落したという報告に、誰もが驚きを隠せないでいる。
 
 「しかしながらゼス四天王および四将軍は全員健在です。
  四天王のマジック王女が中心となり、臨時首都で総指揮をとっています」

 「ガンジー国王は?」

 「どうやら独自に魔軍に対して抵抗活動を行っている様子です」

 「ゼスでは魔人メディウサが手攻として住民を虐殺。
  また魔人ガルディアによる兵糧攻めに苦しんでいるとのこと」

 「ゼス方面軍本隊の魔物大将軍ツォトンを名乗っています」

 「そうか……。ありがとう」

 「にしもてゼスに100万、リーザスに90万ですか」

 「ヘルマンで確認した魔軍の総数は70万か」

 「二大国と比べれば少ないが、70万の魔軍を少ないと言って良いやら」

 「あはは……もう感覚が麻痺してきますね」

 「JAPANからの援軍はどうなった?」

 「はい、JAPANの上杉軍は第五軍と合流。
  現在は第五軍と共に魔人バボラの最前線を引き受けています」

 法王の呼びかけに応じたJAPANの国主、香姫は首脳会議に先駆けて各国に援軍を派遣。
 JAPANは大陸とは天満橋という一本の橋で結ばれる島国。そこで大陸とは違う独自の文化を育んでいる。
 かつて彼らは藤原家の下で大陸に進出し、わずか五年で大陸の南半分を支配した。
 その屈強なサムライたちの子孫が、大陸の各地に散って心強い味方として戦ってくれている。

 「第一軍の主力と第二軍で、番裏の砦を突破した魔人ケセルリンクの軍を抑えております」

 ヘルマン西部に侵攻した魔人は、四天王のケ
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