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めてもの供養という訳ではないが、そう指摘してみる。
「さあな。ま、お二人さんはお得意様だしな、あくどい真似はしませんよっと」
しかし変わらず禿頭の巨漢はそううそぶくだけだった。その顔は、キリトが提示したトレードウィンドウを見た瞬間に驚きに変わる。
「お、おいおい……S級のレアアイテムじゃねえか。ラグー・ラビットの肉か、俺も現物見るのは初めてだな……金には困ってないんだろ?自分で食おうとは思わんのか?確かエネバは料理スキル上げてただろ?」
「確かに上げてるけど、コンプしてるわけじゃないし、九百代にも乗ってないからな……不安要素の方が大きいから売っちまおうって」
「そういうこと」
「なるほどな……」
腕を組んで唸るエギル。彼が答える前に、店の扉が開き新しい客がやってきた。
「キリト君」
女性の声だ。呼ばれたのはキリトだったが、返事をしたのは俺だった。
「や、アスナ」
「こんにちは、エネバ君」
その様子を見ていたキリトは、何かを思い出したかのように、アスナの手を握った。
「シェフ捕獲」
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