ペルソナ3
2006話
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俺の表情を見て、可能性があると思ったのか、ゆかりは期待を込めた視線を向けてくる。
「わん!」
コロマルの方は、俺とゆかりの会話の意味をしっかりと理解しているのか、いないのか……ともあれ、俺の方を見ながら鳴き声を上げていた。
さて、どうするか。
一瞬そう考えるも、幾月という最大の不安要素がいなくなった以上、俺の力を極端なまでに隠すような真似はしなくてもいいかと、そう判断する。
「そうだな。多分、引きずってる感情に関しては、ある程度何とかなると思う」
気分転換という意味なら、それこそグリの背中に乗せて飛ぶとか、そういうのもちょっと面白そうだしな。
だが、そうなればそうなったで、色々と面倒な事になりそうな気がしないでもない。
特に、誰がグリの背中に乗るのかといった感じで。
……あ、でもペルソナでも空を飛ぶペルソナとかは結構いるし、そう考えればそこまで気にする事でもないのか?
「ありがと。じゃあ、この影時間が終わったら、桐条先輩にメールを送って聞いてみるね。それで、もし向こうが大丈夫だったら……って事で、いい?」
「ああ、それで問題ない。もし何なら、俺からメールを送ってもいいけど?」
「ううん、今回の件は私が言い出したんだし、私がメールを送っておくわ。それに……メールとはいえ、夜中に女の人に連絡をするってのは、どうかと思うし」
「……そういうのを気にするようには思えないけどな」
そう思いつつも、ゆかりがそう言うのであれば……と、そう考えて頷く。
こうして明日の影時間の予定についての話し合いを終えてから、再びタルタロスに挑戦し……何だかんだで、135階にいる次の門番シャドウも無事倒す事に成功するのだった。
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