EATING 3
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は一拍置いて返答した。
「俺達はボーダー、ネイバー…君が<死>と呼ぶ者を倒す為に来た」
「なら味方か?」
「ああ、勿論だ」
ところで
「さっき<死>事を何て言った?お前達はコイツらを知っているのか?」
「<死>か…天使ちゃんはなかなかに詩的だね」
コイツむかつくな…
「ふざけてないで答えろクズ!」
「はいはい、コイツらはネイバー。異世界からこの世界を侵略しに来た者達だ」
ネイバー…侵略…
怪しいけど、別にどうでもいい。
「あっそ、ありがと、クズ」
「俺の名前は迅悠一だ」
「そ、ありがと、迅」
「呼び捨てかよ…」
迅は頭を掻いた
「クズなんて呼び捨てで十分だ」
「はぁ…そうかい」
巨体の<死>……いやネイバーを解体すると板が出てきた。
「迅、喰うか?」
「は?何を?」
ん?喰わないのか?
「喰わないなら貰うぞ」
そう言って板を喰う
「あ、あ、お、お前!何してるんだ!?」
は?
「見てわかんない?喰ってるのさ」
二つ目を喰おうとしたら迅に腕を掴まれた。
「何さ?」
「お前、それが何か解ってるのか?」
コレ?
「さぁ?でも人間から取り出した何かってのは解るよ。さっきから<死>……ネイバーを解体したら胸に穴が空いた死体が出てきたし」
「今までも食べてたのか?」
「うん、食べたら力湧いてくるんだ。迅も喰うか?」
迅の眼には動揺が走っていた。
「いや、いい、少し、席を外す」
「あっそ、戻って来るの?」
「あ、ああ」
迅は少し離れて耳の機械をいじっている。
やがて板を喰った俺は翔び上がった。
迅は戻って来ると言ったので直上に翔ぶ。
「へぇ…アレが迅の仲間かな?」
遠くでネイバーを狩る集団が見えた。
日本刀みたいな武器や銃器、掌から出る玉で攻撃していた。
「へぇ、面白いなぁ」
眼に入ったのは掌から沢山の玉をだす迅の仲間…ボーダー
「やってみよ」
掌を天に向け力を集める。
やがてサッカーボール大になった。
「行け」
群がっていたネイバーに向け分割して放つ。
ズドドドドドドドドドォォォォン!
「あはは!コレいいね!」
side out
side JIN
俺の目の前の少女、差し出された光る板。
それは命の源で人なら誰しも持っている物。
奪われれば、命を落とす物。
そして、それを知っていて喰らう少女。
「いや、いい、少し、席を外す」
俺は猛烈な吐き気に襲われた、トリオン体でなければ嘔吐していただ
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