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ハンドレッド――《紅き髪の異邦人》
【ハンドレッド――《ヴァリアント覚醒》】
【第二話】
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っか。悪いなカーマイン。それはさておき、準備が整ったらロビーに来てくれ。ハヤトやエミールにも伝えたけどカーマインにも武芸科の校舎まで、案内するからな」


 ニッと笑顔で出ていくフリッツ。

 カーマインは気だるげに部屋を見渡す。

 シングルベッドが二基あり、生活に必要なものも揃っている。

 これまでの三年間の生活に比べれば劇的に向上している、それに部屋に一人なら女を連れ込む事も可能だろう。


「あぎゃぎゃ……この世界は俺様の故郷って訳じゃねぇしな。女が居れば性欲の発散も出来るし、武芸科なら戦うことも出来る……! あぎゃ! 楽しみだぜ……!」


 唇を舌で舐め、邪悪な笑みを浮かべたカーマインだった。

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