暁 〜小説投稿サイト〜
名無しの複数世界探索物語
第二部 Re:ゼロ編
第一章
7.呪術解除・レムの正体
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助けなきゃ...

「レム!俺は今から村に向かう!ラムとエミリアを頼む」

「ヤト君、レムも...」

「レムまで呪術の対象にはさせれない!」

「でも...」

「日の出までには戻る!」

とにかく急ぎたかった

「あの村の結界(けっかい)、分かりますか」

「...そんなのあるのかよ...」

振り向くとほぼゼロ距離にレムがいた

「私も行きます」

「え、あ、うん...うん?」

「確かに聞きましたよ」

そ…そんなぁ(±ω±`)

「ヤト君の武器はあるんですか」

「武器庫から直接取り出せるから大丈夫」

「そうですか...能力が羨ましいです」

少し落ち込まれた...

「って!急がないと!」

「置いてきますよ」

...普通は俺が前じゃないかなぁ...ね?

◆◆◆◆◆◆◆◆

「ここ、結界が切れてます」

「へぇ...これが結界の...」

今、村の一角...本当に端っこのところにいる

木に嵌められた石...これはエミリアが設置したらしい

村を一周したが、ここの木の石だけ光っていない

つまり...

「結界が何者かに解除されました」

「まずいな...うん、まずい」

言い聞かせて自覚を出す

とりあえず鉄の塊から変化させて作った銃と諸刃の剣(もろはのつるぎ)

空間そのものを変化させて装備した

「レムは村を...お願い...しま...」

何処からかジャラリと音がした

隣を向いたらレムが武装していた

棘付きの鉄球に鎖が繋がり、しっかりした柄が付いている

「あの...レムさん?」

「護身用です」

「いやでも...」

「護身用です」

...うん、はい

「んじゃあ村の安全をお願い」

「村の方はお姉様がおります」

「尚更...危ないって」

「道、分かりますか」

ムグゥ...これは痛い

「さて、行きますよ」

「りょーかい」

◆◆◆◆◆◆◆◆

「レム、ここの獣ってどんなの?」

「ウルガルム といい、狼に似ています」

「ありがと、それだけ分かれば充分だよ」

狼...

まず音で探ろうと聴覚(ちょうかく)の変化で音を拾う

.........

......

...

「ヤト君?どうし...」

ガサッ

音の方向、真正面!

「レム、伏せろ!」

「えっ!?」

慌ててしゃがむレム

太もものホルスターからハンドガンを抜き、構える

視力(しりょく)の変化で居場所を探る

...距離、521m...

安全装置解除、射撃

...ヘッド
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