暁～小説投稿ｻｲﾄ～:こそこそ岩第三章

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こそこそ岩

第三章
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いうと、
「中に魚がおるねん」
「岩の中にですか？」　
　今度は紗奈が神職の人に尋ねた。
「お魚がいるんですか」
「特別な魚で見ると寿命が伸びるねん」
「長生きするんですか」
「見るとな、岩を丁寧に磨いていくとな」
　こそこそ岩、その岩をというのだ。

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