暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第九十七話
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
パレードキャスト。

耳と尾を隠す。

「ふむ…世界のヴェールよ我らを隠し、匿いたまへ」

何故か箒が認識阻害の式句を詠唱した。

「ねぇ二人とも、さっきから言ってるのって呪文?」

「詠唱は無くてもいいけど、イメージがはっきりしやすいんだ。
さっき水珠造ったとき何もいわなかっただろ?
あと、最初に見せたのはサービスだよ」

「そうだな。あとは…」

箒の手が俺の猫耳に伸びる。

「今の一夏は猫耳が無いように『見せている』だけだ。
つまり、見えないけど触れられる」

「んっ…」

箒に耳をふにふにされる。

けどこっちも箒のしっぽをもふもふする。

「おりむぅに耳と尻尾があるの?」

「うむ。触ってみるか?」

「おい、俺の耳と尻尾だぞ。
お前がかってに…
ひぅっ!?」

突然尻尾を掴まれた。

「刀奈…」

「あら…本当にあるのね…」

「急に触るな。びっくりするだろう」

「刀奈さん。一夏は尻尾を責められるといい声で啼きますよ」

「本当?」

「本当です」

「止めろ。小さい子もいるんだぞ」

と円香達を指差す。

円香と箒、リムと簪の間に、情報的隔絶があった。

「何の為の認識阻害だと思っている?」

「まさかお前…」

「これで三人にバレずにお前を愛でられる」

そんな事の為に認識阻害かけたのか!?

「お前こそ自分に掛けている全ての魔法を解いたらどうだ?
先程からエレン達の氷球の維持にもリソースを割いているだろう?」

そりゃこんなの見られたくないからな。

現在、三人が氷球で遊んでいられるよう、氷球の温度維持をしている。

「響く12時の御告げ」

パレードディキャスト。

耳と尻尾が現れ、瞳が金色に染まる。

「おぉ…感激」

「おりむぅ…かわいい」

「箒ちゃん、抱っこさせて」

箒が俺の脇の下に手を入れ、刀奈の膝の上に置いた。

「おいこら」

「嫌なら抵抗すればいいじゃない。
しないって事はOKって事よね?」

「できたら苦労しねーよ」

今の膂力どんだけあると思ってんだ。

お前のせいだからな奏。

『俺様のせいってか?』

あーあ…円香助けたあと問答無用で叩き切れば良かった。

「あー、もう好きにしてくれ。寝る」

side out











「あー、もう好きにしてくれ。寝る」

一夏は目を瞑り、全身の力を抜いた。

「くぅ…くぅ…」

「寝るの早!?箒ちゃん、いつもこうなの?」

「だいたいこうですね。あと一夏は一回寝たらほぼ起きないので悪戯し放題ですよ」

「いた…ずら…?」
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ