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魔法科高校の劣等生 〜極炎の紅姫〜
討論会
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いだろうな」
「ブランシュが何か行動を起こすということですか?」
「恐らく……ね」

深紅が少し苦い顔で、眉をひそめる。
実際、公開討論会を行うことを発表してから同盟の動きは活発化し、あの青、白、赤のリストバンドもよく見かけるようになっていた。

「まあその時にならないとわからないがな。
それはそうと深紅、今日の夜は空いているか?」
「えっ?うん。空いてるよ?」

何を想像したのか、深紅が少し頬を赤らめる。

「俺の武術の師匠が、深紅に会いたいと言っているんだ」

達也のこの言葉に、やはり何を想像していたのか、深紅が若干肩を落とした。
達也はそれに気づかなかったが、しっかり気づいた深雪が二人の後ろで小さく笑いをこらえた。

「達也に武術を教えてる人って……九重八雲さんだっけ」
「あぁ。なんでも深紅に訊きたいことがあるようだ」
「訊きたいこと……?なんだろう」

深紅が、心当たりがないなぁとでもいうように首をかしげる。

「何時頃なら行けそうか?」
「んー、七時半過ぎくらいにいつも夕食を終えるよ」
「じゃあその時間迎えに行く」

達也がさらりと言ったこの言葉に、深紅が目を丸くした。

「えっ、迎えに……って、家?達也の家からわたしの家って割と距離あるし、大変じゃない?」
「いや、バイクで行くからそんなに大変じゃないよ。それに……最近は物騒だからな」

最後の一言は少し小さめの声で、若干顔をそらしながらだった。

−−−あのお兄様が、照れてる……?

そんな達也を見て、深雪が後ろで静かに驚いて気を示す。
しかし深紅は全く気づかず、嬉しそうに小さく頷いた。

「じゃあ……お願いします」

そんな深紅の姿に、達也もまた頬を少し口元を緩ませながら、了解した、というように頷くのだった。
??????
そして放課後、全校生徒の約半分が講堂に集まっていた。

「結構集まりましたね……」
「意外……と言うべきかな」
「当校の生徒にこれほど暇人が多いとは」
「たしかにそうですね。学校側にカリキュラムの強化を進言した方がいいでしょうか?」
「笑えない冗談はやめてくれ、深紅」

上から、驚いたような深雪、
言葉通り意外そうな表情を浮かべる達也、
無表情の鈴音、
ニヤリと笑う深紅、
引きつった笑みを浮かべる摩利、の台詞である。

彼女たちは舞台袖に控えており、壇上に立つ予定の真由美と服部は少し離れたところに控えている。

「実力行使の部隊が別にいるのかな?」
「恐らく、な」

深紅と達也が、そっと呟く。
ざっと会場を見渡したところ、同盟のメンバーは十人前後だ。

「何をするつもりかわからんが……こちらから手を出すわけにはいかないな」

二人の呟きを聞
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