ペルソナ3
2005話
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…」
「違う! あんたの命令に従うのは、別に構わない!」
俺の言葉を遮るように、マサが叫ぶ。
言葉を遮って怒らせるよりも、俺に逆らう気だと、そう俺に思われたくなかったといったところか。
「……なら、何だ?」
「その、さっきの男の写真をくれないか? それに、もし情報を得ても、どうやってあんたに教えればいい?」
そう言われ、少し考える。
確かに情報を知っても、こいつらには俺と連絡を取る手段がない。
普通ならポートアイランド駅周辺で待ってれば、俺と遭遇出来る……と言いたいところなんだが、残念ながら俺は学校から帰る時にはモノレールじゃなくて影のゲートを使ってるしな。
「そうか、分かった。なら携帯を貸せ」
その言葉に従い、マサは大人しく俺に携帯を渡す。
それを使い、携帯のメールアドレスを交換してから、マサのメールに順平の写真を送り。その携帯をマサに返す。
「これでいい。見つかったら、そのアドレスにメールを送れ。言っておくが、妙なメールを送ってきたら……分かってるな?」
必死に頷くマサを見て、取りあえずこれで妙な真似……ウィルス付きのメールを送られたり、ハッキングされたりとか、そういう事はされないだろうと判断する。
いや、このペルソナ世界で携帯にハッキング出来る奴がいるのかどうかというのは分からないし、もしいてもマサに連絡が出来るような相手だとは限らないが。
まぁ、そういう奴がいたら、それこそ順平を探して貰うのに役立つだろうが。
「よし、じゃあ行け。お前達全員の顔は覚えたから、情報収集に手を抜くような真似をしたら……どうなるか、分かってるな?」
笑みを浮かべつつ、俺は男達にそう言うのだった。
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