【ハンドレッド――《ヴァリアント覚醒》】
【プロローグ】
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撃音だ。
「軍隊か? 戦車が何れ程効果があるのか――」
一瞬見せた隙だった、衝撃に身体が吹き飛ばされ、青年は背中から地上に落ちていく。
サベージが放った一撃が諸に青年の身体に当たったのだ――だが、元来身体の作りが丈夫だったからか貫かれることはなかったものの、あばら骨が何本か折れた様な痛みが走る。
「チ……ッ! 油断……したぜ……!」
鈍痛の様な痛み――そして青年は腕の傷も見ると浅黒く変色しているのに気付いた。
未知の細菌に感染したのか――そんな事が脳裏に過る中、急に目の前がぼんやりとし始め、青年の瞳が金色へと変貌を遂げた。
後に軍隊が公園に到着した時にあったのは一体のサベージの無惨な姿だった。
その死骸は、誰がどうやって倒したのかすらわからない位だった。
このサベージの襲撃が後に第二次遭遇《セカンドアタック》と呼ばれ、無惨なサベージの死骸が誰によってもたらされたものなのかは永遠の謎となってしまった。
それから三年後――再び赤髪の青年は姿を現す。
三年間の内に世界情勢、サベージの事――それらサベージを討伐する拠点《海上学園都市艦リトルガーデン》の存在、そしてサベージと戦う武芸者《スレイヤー》と呼ばれる者を育成する機関がリトルガーデンということを――。
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