第二十二話
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と後で困る事になる」
「はい、全兵士に対して週に一日完全休日を、毎日数百人が病院に運ばれています。
残業も週に一度は定時で帰宅する日を決めないと、幾らでも倒れる者が続出します」
「最近の若い者は体力が無いな。ワシの若い時は二カ月、毎日タンクベットで二時間の睡眠で乗り越えたが・・・
今は出来んか、良かろうそれを調整しろ任せたぞ」
「ハッ」
他もどうだか、心配だな。連絡を入れておくか
何処の省も同じ苦しみを味わっていたが!家族、親せき、学校の先輩に後輩、近所の人だったりと知っている者が帰って来るというのに、自分の家族親は帰って来ない。
分かっている、両親に兄は捕虜だった人達の為に働いている。
それは誰かがやらないといけないという事も、でも祖父と祖母に妹は我慢しているだから自分も・・・
帝国全域でみられる光景だった。
それでも女性の子供や家族が居る、女性たちは残業を減らし18時には退社し帰宅して行った。
軍務尚書が部下から子供達が寂しがっていると、聞きそれを他の各尚書に伝え調べた結果は無論寂しがっている子供が!自分に照らし合わせれば孫達が寂しい想いをしていると考え提言した。
結果は週に五日は定時で一日は完全休日、一日は残業を三時間程度する事で家族に対しての割ける時間ができたが、男性は週休二日で五日は缶詰状態で!タンクベットで休み、自宅に帰れば初日は丸一日睡眠を貪り、連休の二日目は家族と食事や買い物や家族との時間を大切にする。
独り暮らしの男女は関係無く、捕虜交換の実情を知り家族の実家に帰宅したりしていた。
恋人と時間が合わないカップルは何とか同じ日に休日を得ようと必死になっていた。
恋人同士の休日は!
なんと!パウルから皇帝や国務尚書等に提言され、帝国全域での人口減少を食い止める為に各省が動き出していた。
パウルはパウルで恋人未満で友人以上の女性と食事や散歩を楽しんでいた!
この件は直ぐにロルフの元に情報が入り、ロルフは聞いた瞬間にガッツポーズをしていた・・・
一言!
『パウルには週に一度は完全な休日を取らせるように、これが最後のチャンスかも知れないからね』
と言ったらしい。
原作にはなかった!オーベルシュタインの恋愛?
その行く末は如何に???
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