第六千九百三十二話 退治したけれど
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第六千九百三十二話 退治したけれど
多くの犠牲を出しましたがジェヴォダンの野獣は何とか退治されました、ですが死体はすぐに埋めてしまって。
「えっ、正体不明のままかよ」
「その様ですわ」
フランス妹がお兄さんに答えます。
「残念ながら」
「退治したのはいいけれどよ」
それでもと言うフランスでした。
「それじゃあな」
「色々困りますわね」
「そっちも大事なのにな」
フランスはどうにもというお顔になって言いました。
「残念だな」
「全くですね」
「ああ、狼じゃねえだろうしな」
「イヌ科であることは間違いない様ですが」
「訓練された犬か?それかな」
妹さんにもこう言うフランスでした。
「狼男だったんじゃねえのか」
「否定出来ませんわね」
結局二十一世紀も野獣の正体はわかっていません、果たして何だったのでしょうか。
第六千九百三十二話 完
2018・3・25
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