ペルソナ3
2004話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
からな」
それって、問題を完全に人に任せてるって事じゃないか?
いや、アイギスが有里に懐いているというのは見てれば分かるし、そうである以上、今回の件はそこまで問題にはならないと……そう思っているのかもしれないが。
「それより、アクセル。伏見がアクセルに会いたいと言っていたが……今度会って貰えるか?」
「は? 伏見?」
突然の話題転換に、最初は一体誰の事を言ってるのか分からなかったが、少し考え、以前美鶴と一緒にいた下級生の女の事を思い出す。
眼鏡を掛けて内気そうな……それこそ、まさにこれぞ文系の女といった感じを見せる人物。
確か、あの女が伏見と呼ばれていたと思いだし……だが、同時に何故自分に会いたいのかと、疑問を抱く。
俺と伏見の間は、特に繋がりといったものはない。
無理矢理に考えれば、美鶴経由といったところだが……
「あの女が俺に会いたいって、何でまた? 特に何か俺と関係があったか?」
「伏見はアクセルを尊敬してるんだよ」
「え? 嘘でしょ? 嘘よね?」
美鶴の言葉に、ゆかりが即座にそう告げる。
いや、俺も尊敬されるというのはどうかと思うが、だからって即座に否定しなくてもいいと思うんだが……
「伏見によると、アクセルは1年から結構人気があるらしいな。まぁ、考えてみれば、テストでは2回連続1位で、運動神経も抜群なのだから、それで人気が出ない方がおかしいのだが」
「……それを言うなら、成績優秀、運動神経抜群にプラスして、生徒会長だったり、桐条グループ総帥の令嬢って属性がついている奴もいるけどな」
そう告げると、美鶴は何故か頬を赤く染めて視線を逸らし、ゆかりは俺にジト目を向けるのだった。
……いや、何でだよ。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ