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転生とらぶる
ペルソナ3
2004話
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からな」

 それって、問題を完全に人に任せてるって事じゃないか?
 いや、アイギスが有里に懐いているというのは見てれば分かるし、そうである以上、今回の件はそこまで問題にはならないと……そう思っているのかもしれないが。

「それより、アクセル。伏見がアクセルに会いたいと言っていたが……今度会って貰えるか?」
「は? 伏見?」

 突然の話題転換に、最初は一体誰の事を言ってるのか分からなかったが、少し考え、以前美鶴と一緒にいた下級生の女の事を思い出す。
 眼鏡を掛けて内気そうな……それこそ、まさにこれぞ文系の女といった感じを見せる人物。
 確か、あの女が伏見と呼ばれていたと思いだし……だが、同時に何故自分に会いたいのかと、疑問を抱く。
 俺と伏見の間は、特に繋がりといったものはない。
 無理矢理に考えれば、美鶴経由といったところだが……

「あの女が俺に会いたいって、何でまた? 特に何か俺と関係があったか?」
「伏見はアクセルを尊敬してるんだよ」
「え? 嘘でしょ? 嘘よね?」

 美鶴の言葉に、ゆかりが即座にそう告げる。
 いや、俺も尊敬されるというのはどうかと思うが、だからって即座に否定しなくてもいいと思うんだが……

「伏見によると、アクセルは1年から結構人気があるらしいな。まぁ、考えてみれば、テストでは2回連続1位で、運動神経も抜群なのだから、それで人気が出ない方がおかしいのだが」
「……それを言うなら、成績優秀、運動神経抜群にプラスして、生徒会長だったり、桐条グループ総帥の令嬢って属性がついている奴もいるけどな」

 そう告げると、美鶴は何故か頬を赤く染めて視線を逸らし、ゆかりは俺にジト目を向けるのだった。
 ……いや、何でだよ。
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