第13話 第8艦隊出撃
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
軍医が去ると、シトレは参謀連中にリーファプランの最終確認をさせた。その結果、可能性が大であると出た為、この作戦で行くことを決めるのである。
「ロボス候補生のプランに沿って作戦を行う、各員準備せよ!」
司令官が言い始めると文句も言わずに動く出すモノである。
補給艦から緊急に艦に詰める限りありったけのエネルギーと物資を積み込みを始める。
作戦参謀はリーファのプランを清書して宇宙艦隊司令部へとFTLの高速暗号通信で通信をおくるが、リーファの負傷については事態が切迫していた為に報告されなかった。一度動き出せば艦隊全体が有機的稼働を始めた。
候補生達は、補給艦に移動を命じられ、順次移動を始めている。
「おいなんでこんな時間に移動なんだろう?」
「しるかよ、取りあえず物資の輸送の抜き打ちテストじゃねーのか?」
「そうかもな」
リーファのみ、病室から移送は軍医が認めなかった為に旗艦ヘクトルのICUに入院していた。
艦隊が発進準備を終える寸前に総司令部から、第8艦隊のエル・ファシル救援が正式に命令として発令された。そして候補生はリーファ・ロボス候補生以外を補給艦と護衛を残してハイネセンへ向かわせろと連絡が有り、シャンプール星系での補給艦編入も認められた。
シトレにしては、怪我人のリーファも帰還させたかったが、総司令部の命令もある事と一時的に気がついたリーファが残りたいと言った為に残す事にした。
16日午後11時、艦隊は補給艦と護衛の巡航艦や駆逐艦50隻を残してポレヴィト星系を出発した。候補生達にはエル・ファシル救援に向かったことを教えたあとで、ハイネセンへ帰投する事に成ったと教えると、残念がる者達は僅かしか居らず、大半は帰投できるのをホッとした表情であった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ