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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第255話 思い出の場所
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に、ユウキとランはしばし沈黙した。軈て意を決したのか おずおずと声が出てくる。
『あ、あのね……。一カ所だけいって欲しい所があるんだ』
「うん! いいよー。ユウキさん。あ、ランさんも行きたいトコ、言ってね? どっちか1人だけ〜なーんて事言わないからさ」
あははは、と笑いながら、今にも行動しそうな玲奈に明日奈が軽く指を当てる。
「こーら、まだ何処か聞いてないでしょ? 先に場所聞かないと」
「あ、あははは…… そーでした」
ぺろっ と舌を出して苦笑いする玲奈。そして、ランも少し遅れて声を出した。
『大丈夫、です。私が行きたい場所…… ユウと全く同じですから。あ、先ずは確認をしないと……』
ランは一呼吸を置いて、続けた。
『その……学校の外でも大丈夫でしょうか?』
『ぁ……! そ、そーだった。そこ先に言っておかないとだった……』
ばつが悪そうに、肩をすくめてる姿が目に浮かぶとはこの事だろう。多分、ランに『うっかりし過ぎだよ?』と軽く注意をされてる姿も目に浮かんだ。
「外……」
「んー……」
明日奈と玲奈は少しだけ考える。
玲奈は、とことん付き合う! と断言している以上、校内でも外でも全然問題はない。……でも、確認してなかったのは プローブのバッテリーの事だ。時間があまりにかかるようなら、充電を考えないといけないし、携帯充電器もどうにかして確保しないといけないから。
でも、その心配は杞憂だった。
明日奈の方が先に確認を済ませた様で、軽く玲奈にウインクをしたから。
「うん。大丈夫だよ」
「だねー。あ、でも携帯のアンテナがある場所じゃないとだけどさ?」
『ほ、ほんと!?』
『あ、ありがとうございます……』
2人に喜んでもらいたい。毎日を充実させてもらって、少しは戦う事の糧になりたい。病は気から…、環境は最高に整ったとは言え、まだまだ万全を喫する事が大切だ。SAO時代でもそう。限りなく100%の情報を集め、犠牲者が0になる様に最善を務めた。それと同じだ。
……2人には心から笑顔になってもらって、頑張ってもらいたいから。
軈て、ランはゆっくりとした口調で少し申し訳なさが含まれた様子でつづけた。
『あの…… 少し遠い場所になるんです。横浜の、保土ヶ谷区、月見台と言う場所にまで……お願いします』
勿論、二つ返事でOKだった。
この学校のある西東京市から、中央線、山手線、東横線と乗り継いで、皆で横浜市保土ヶ谷区へと向かった。流石に公共機関の利用の際は 大きな声を出したりはしなかったが、それ以外の路上ででは周囲の目を気にする事なく、話し続ける。
よくよく考えたら、玲奈と一緒だから 傍から見てもぱっと見2人で話
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