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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第255話 思い出の場所
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っ、そっかー。そーだったねー』
ユウキも納得した様に笑ってた。つられて明日奈も玲奈も笑う。
「あのね。お姉ちゃんの方のが紺野木綿季さんで、私の方のが紺野藍子さんなの」
「うん。それで2人ともちょっと今入院中で外に出られないからこうして、授業を体験しようーって事になったの」
明日奈と玲奈の紹介が終わり、一呼吸置いた所で。
『ユウキです! 暫くの間お世話になります!』
『私は藍子と申します。よろしくお願いします』
2人の自己紹介が終わった後、あっ! と言う間に皆が近づいてきた。『すごーい。よろしくねー』『あ、オレ コウタ。宜しくな!』と矢継ぎ早。あっという間に客寄せパンダにでもなった気分になったのは言うまでもなく、丁度良くチャイムが鳴ってくれたおかげで解散してくれた。
明日奈と玲奈の席は斜め前と後ろでそこまで離れていないから 今後しばらくは皆が1点に集まってくるだろうなぁ、と予想がつく。
「あ、あはは…… 押し潰されるかと思っちゃった……」
『ご、ごめんなさい。レイナさん』
「んーん。そんな謝らなくたって良いんだよー。だから学校、もっと楽しんで! ……ねっ?」
『っ…… はいっ』
ユウキと違う、何処か遠慮気味な所があるラン。双子だから 同じ歳だし、遠慮なんかしてほしくない、と思ったレイナは 丁度ランの視界になってるプローブを覗き込んで、パチンっ、とウインクをした。
その意図が多分 ランにも伝わったのだろう。少しだけ息が詰まった後にランはユウキに負けないくらい元気に返事をしてくれた。勿論、授業がもう始まるから玲奈に聴こえる範囲で。
そして 起立、礼の号令後、授業が始まる。
「えー、それでは今日から教科書98ページ。芥川龍之介の『トロッコ』をやります。これは芥川が30歳の時の作品で――」
教師の概説が続く間に、明日奈も玲奈もタブレット型端末を持ち上げてテキストの該当箇所を表示させて、見やすいように身体の前を持ち上げた。小声で『見える?』と確認すると『ばっちり!』『はい。大丈夫です』と返事が帰ってきて安心する。
ちゃんと見えてる事には安心したんだけど―――、その安心が一気に吹き飛んでしまう現象に見舞われてしまったのは次の先生の指示にあった。
「――それでは、最初から読んでもらいましょう。そうですね。紺野木綿季さん。藍子さん。98ページと99ページをお願い出来るかな?」
まさか突然指名されるとは思いもしなかった。
だから2人とも思わず『はっ!?』『はいっ!?』と素っ頓狂な声を上げてしまったとしても仕方ないだろう。この時ばかりはランも同じく声を上げていた。なので、クラス中が一瞬ざわついてしまって、注目の的になるのも無理ないだろう。
「無理かね?」
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