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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第255話 思い出の場所
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リュウキ、キリト、アスナ、レイナ。
新しく出来たかけがえの無い仲間達との再会。
それだけでも紺野姉妹にとって、夢の様な出来事と言えると言うのに、それどころか 今までの自分達の世界が激変したと思えるほどの事があったんだ。
夢のよう――と言えば あのALOの世界で 皆とBOSSを倒し 生きてきた証をその剣士の碑に刻む事が出来た事も当然ながら同じくらいの気持ちだった。素晴らしい世界で素敵な仲間達と一緒に胸躍る冒険をして、勝利して喜びを分かち合う。これほど幸せな事があって良いのだろうか、と思ってしまう程に。
でも、楽しかったからこそ、心の底から笑いあったからこそ、そこからの別れは――本当に苦しかった。
何も言えずいなくなることを選んでしまった自分自身を憎んでしまう程に。
あまりに反動があり過ぎてしまったのか、この3日間は満足に食事も喉を通らなかった。ご飯が食べられるだけでも幸せだよ、と
春香
(
サニー
)
に教えてもらった筈なのに、美味しく感じなかった。砂を噛んでいる様にも思えてしまい、折角のご飯を無駄にさせてしまったと申し訳なさもあった。……そして自然に涙が浮かんできた。
ユウキもランも同じ気持ち。
この時ばかりは、ランもユウキの事を支える事は出来なかった。自分の心の内を鎮める事に精一杯だったから。心配をして何度も足を運んでくれた主治医である倉橋にもどうする事も出来なかった。ただ 話を訊き 涙を流す2人の傍にい続ける事しか出来なかった。
でも、助けてくれた。光を――くれた。
「さっ これから行くのは職員室だよっ!」
「うん。先生に挨拶に行こう!」
本当に光に満ちていたんだ。
それで、光の中なんだけど……最初の難関だ、とユウキは思ってしまっていた。これからの行き先を訊いて。
明日奈も玲奈も急に静かになっちゃったユウキの事が気になったのか。
「どうしたの??」
「ユウキさんが静かになったらビックリするよ??」
玲奈の言葉を訊いて、ユウキは『そんな大袈裟なぁ〜』と苦笑いを1つしたが、その後に理由についてを説明。
『え、えーとね。……ボク、昔から苦手だったんだよね、職員室……』
『ふふっ。そうだったわね。プリント取りに行くのにすっごく時間かかっちゃったりしてたし』
『うー。姉ちゃんが行ってくれたらよかったのにー』
『だーめ。甘えるんじゃありません』
懐かしい思い出。それを思い返しているのだろう。2人の声は一際穏やかだった。それを訊いた明日奈も玲奈も ふふっ と笑顔を見せた。
「大丈夫だよ。だってこの学校の先生って、先生っぽくないトコがあるから」
「うんうん。みーんな気さくだし、話しやすいしね。と言う訳で、ゴーっ!」
玲
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