epilogue in 2314 ?
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を口にした。
『……ガンダム?』
その単語にブリッジのメンバー全員が言葉を失った。俺はその正体が映った2つのモニターを見つけ、正面にアップする。
地上にいる緑色のガンダムと、空を飛ぶオレンジ色のガンダム。それらが戦闘に参加してきたのだ。
ブリッジの正面モニター右側に、通信が送られてきた。コークマン大尉が開くと、緑色のパイロットスーツを着た者が現れる。
『こちらソレスタルビーイング。X国、Y国の代理戦争に介入させてもらうぜ。あんたたちはこの場を早く脱出するんだ』
「ソレスタルビーイング……。武力介入するのか?」
『ああ、そうだよ。とはいえ、あんたたち連邦の機体には手出ししないつもりだが?7年前とは武力介入の意味が違うんでね』
西暦2307年の武力介入を言っているのだ。先のELS地球圏防衛戦では、彼らも連邦軍と共闘していた。確かに意味合いは変わっている。
「承知した。協力を感謝する」
『あいよ。おっとそうだ、言っておきたいことがある』
ソレスタルビーイングのパイロットは飄々とした口調を抑えて、やや声を低くして忠告する。
『俺たちの存在は上に話すなよ?この世界を不安に落とさないためにもな』
「分かっている。我々とて、貴様らを制圧する余力があるわけでもない」
『助かるよ。それじゃあな』
相手が通信を切った。その直後、オレンジ色のガンダムが輸送艦の真横を通り過ぎる。
角刈りから指示を出してくれと通信が入っていた。回線を開き、コークマン大尉に通す。
角刈りがコークマン大尉に指示を求める。
『大尉、我々はどうしますか』
「ソレスタルビーイングが我々を逃がしてくれる。この場を離れるぞ。ただ、格納庫が使えない。X国までの飛行はできるか?」
『はい。距離的には問題ありません』
「よし。輸送艦と相対速度合わせ、現空域を離脱する」
『了解』
ノーヘッド2機が輸送艦に並走する形を取る。コークマン大尉はそれを確認すると、声を大にして言った。
「現空域を脱し、X国に向かう。出力をケチるな!」
全てはまだ始まっていない。X国に着かなければ話にならないのだ。
無傷とは言えない俺たちは、予想外の救援を受けてX国への空路を急ぐ。
続
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