ペルソナ3
2003話
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に視線を向け、口を開く。
「ん、コホン。そうだな。分かった。理事長の荷物の搬出が完了したという事については了解した。それを持って帰って、理事長が何を考えていたのかを突き止めてくれ」
「分かりました。では、私達はこの辺りで失礼しますね。……お幸せに」
最後にボソッと呟かれたその言葉に、美鶴は半ば反射的に息を呑む。
そうして顔を真っ赤にしながら、何かを言おうとするも……それは言葉にならない。
「なっ、なな……ななな……」
そんな美鶴をそのままに、男はそのまま去っていく。
男の隣でその言葉を聞いていた山岸は、その意味を理解して顔を真っ赤にしている。
さて、この状況をどうしたものか。
そう思うも、取りあえず落ち込んだ様子を見せていた美鶴が、多少なりとも元気になったようなので、良しとするべきか。
いや、寧ろ美鶴をもっと元気に……落ち込んだ状況から回復させるためには、より大きく焦らせる方がいい。
そう判断し、俺に体重を預けている美鶴の肩をしっかりと抱く。
「なっ!?」
美鶴の方は俺の突然の行動に呆気にとられたように声を漏らす。
普段の美鶴からは、ちょっと信じられない程に動揺し、そして何らかの行動に出る事も出来ない。
肩を抱いた事により美鶴の身体はより強く俺に密着する事になり、年齢不相応なまでに大きく、柔らかい双丘が俺の身体に押しつけられて形を変えているのが分かる。
……結局この後は処刑だ! と言ってペンテレシアを召喚した美鶴から逃げ回る事になるのだが、落ち込んでいた様子の美鶴が少しでも元気になったのなら、俺に取っては嬉しい事だ。
それに、最後には何だかんだと美鶴からは感謝の言葉を貰ったし。
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