暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2002話
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ばそうするだろうな』
「そうなると、次の問題は……順平か」

 タカヤの件と同じく、わざわざイレギュラーシャドウが出てくる満月の夜に順平が姿を消したのだ。
 当然のように、今回の一件に順平が巻き込まれたのは間違いないだろう。
 もっとも、順平が無理矢理連れて行かれた……という訳ではないのは、順平の部屋が特に荒らされているという訳ではないらしいので、恐らく自分から幾月と行動を共にするという方法を選んだのだろうが。
 だが、何を考えて順平は幾月に協力する事にしたんだ?
 そのメリットが、全く分からない。
 以前の……それこそ、俺に食って掛かっていた頃の順平であれば、俺に対する敵対心や、自分は特別だという思いから幾月に協力してもおかしくはないが……今の順平は、何だかんだと地に足を付けている感じだ。
 俺達を裏切ってまで幾月に協力するような馬鹿な真似をするとは、到底思えない。

『とにかく、こちらでも幾月の後は追う。そちらでも、いつ何があってもいいようにしておいてくれ』
「一応、俺はお前達の仲間って訳じゃないんだけどな。……かといって、幾月とタカヤなんて危険人物2人を放っておく訳にもいかないか」

 まさに、混ぜるな危険って奴だよな。
 あの2人が一緒に行動しているとなると、何が起こるか分からない。
 そうなると、取りあえず俺としては美鶴達と協力して事にあたった方がいい、という訳か。

『すまんな。この謝礼に関しては後で必ずさせて貰う。では、美鶴に変わってくれ』

 武治の言葉に従い、俺は携帯を美鶴に渡す。
 美鶴は数分武治と話し……やがて、通話が終わるのだった。
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