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【アンコもどき小説】やる夫は叢雲と共に過剰戦力で宇宙戦艦ヤマトの旅路を支援するようです
天王星会談
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ーグの中で勢力を伸ばし、ブローグ辺境部の惑星を開拓して独立したのである。
ブローグは安全保障条約と交易協定及び移民協定でこの独立を支援した。
自分たちの容姿が嫌われている事を知っていたからで、来るもの拒まず去る者追わず、敵対するもの容赦せずがブローグの国是になっている。
モン・カラマリはそんなブローグに馴染めない連中がまとめて移民する形になったので、最初から多種族移民国家という形で成立している。
また、モン・カラマリの政治形態が非常に能率的な代表制政治によって自治を行っていた事もあって、現在この周辺宙域で最も発展著しい星系国家の一つと言えよう。
「ワープアウト確認しました。
MC80スター・クルーザーです」
今や太陽系の玄関口として賑わっている天王星の衛星オベロンの宇宙港にはたくさんの宇宙船が出入りをしているが、現在はその出入りを一時止めてまでこのモンカラマリクルーザーの受け入れをしていた。
なお、彼らの入る港には既に俺たちのインペリアルI級スター・デストロイヤーが錨を下ろしており、双方ともに警戒はしているのが丸わかりである。
オペレーターの御坂さんの声に頷いて俺は叢雲に声をかける。
「じゃあ行くか」
「了解。司令官」
「せっかくだから、大提督と呼んでくれ」
「はいはい。
大提督」
今回の衣装も俺は大提督だが、叢雲は愛宕の服でついて行くらしい。
胸が巨乳になると乳袋衣装が楽というのは彼女の言葉だが、うむ。いいものだ。
それに護衛として鹿角さんと武装メイドが四人で車に乗り込み、ブローグの大使館に。
この前に地球連邦の成立と共に地球とブローグが外交関係を樹立したので、領事館が大使館に格上げされたのである。
シルガル代表が来るまでにホスト役であるKOS-MOS大使と沖田提督で、軽く雑談という名前の腹の探り合いを行う。
「はじめまして。沖田提督。
生身ではこれが最初の会合だと思います」
「……噂は聞いていたが、やはり中身は地球人だったか」
「その話はいろいろありまして。
今は置いて頂けると助かります」
五年間も姿を隠しての支援だったから、放浪者艦隊は機械勢力と見ている人も地球の中にはかなり居たりする。
もちろん、その正体が暴露されたとしても、待っているのは火星を中心に発生する政治的大スキャンダルで、厳重な箝口令が敷かれているはすである。
挨拶の後、会話が始まった。
「そうですか。
沖田提督は地球に帰られるのですか」
「はい。
再編される地球連邦軍の人事異動で、新編される艦隊を率いる事になりそうです。
失礼ですが大使。
バラン星への攻撃は何時頃を考えておられるのか?」
「あくまで作戦は軍本部の方で立てているのでこ
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