第五十話 水着回のくせに水着の話は何処行った?
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れてるんですね」
「私達も戻った方が良いのでしょうか」
「うーん。まー、御坂さんが本当に着たかった水着を着るためだから別に良いんじゃないかなぁ」
御坂さんがまだ撮影を続けているという部分で、泡浮さんと湾内さんは自分達が誘ったということもあってかなり責任を感じているようなので、俺は二人を安心させるように答える。
「本当に着たかった?」
今度は固法さんが俺の言葉で引っかかった部分を聞いてくる。
「固法さんが子供っぽいって言ったから着るに着れなくなってたやつですよ」
「え? えぇっ!?」
一応固法さんにも御坂さんの可愛い物好きを知って貰って、今後はちゃんと空気を読んで貰おうという意味も込めて、ちょっと意地悪っぽく答えてみたら固法さんは大いに驚いていた。
「まー、そんなわけで御坂さんは誰にも見られずに可愛い水着を堪能してるから、心配しなくても大丈夫だよ」
「あら、それは少し見たかったですわねぇ」
固法さんに罪悪感を持たせても悪いので少しフォローをすると、婚后さんが残念そうに言った。まあ、婚后さんは今の時点でも御坂さんが常盤台のレベル5ということに気づいていないっぽいのだが、他の皆もあの常盤台のレベル5・超電磁砲御坂さんの可愛い水着姿を見ることが出来ないのは残念だと思っているに違いない。
「まー、単独だけど撮影はするみたいだし、担当さんに頼めば多分見せて貰えるんじゃないかな」
もしかしたら御坂さんが他の人には見せないように頼んでいるかも知れないので断言はできないが、皆にはこれで納得して貰うしか無い。まあ、御坂さんが駄目だと言ってるから見せることが出来ないと担当さんに言われたら、やっぱりそれで納得するしか無いのだから良いだろう。
「そうですわね。それでは私達は帰りましょうか」
「ええ、そうね。しかし、御坂さんには悪いことしちゃったわね」
俺の言葉で納得はしてくれたようで、泡浮さんがこの場での解散を提案すると固法さんが頷きつつ御坂さんのことを反省する。
「仕方ないですよ。固法先輩には悪気は無かったんですし」
「それに、誰にも見られない状況で目一杯楽しんでるみたいですから、それで良いじゃないですか」
「それもそうね。ところで、白井さんは?」
固法さんには初春さんと佐天さんが上手くフォローして何とか持ち直させた所で、その固法さんはもう一人のこの場から居なくなった人物を思い出したようだ。
「まー、スタジオまで見に行って撮影中の御坂さんを見つけ出して思わず抱きついて電撃を浴びせられるとか、見つけられずに夜遅く寮に戻ったら既に御坂さんが就寝していて、思わず抱きついたら電撃を浴びせられるとか、そんな所じゃないですかねー」
確
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