CAST24
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
解したら、天然ジゴロどころかどうしようもないジゴロになってしまいます」
「まて!俺が天然ジゴロだと!?
俺がいったい何をしたと言うんだ!」
「御自分の胸に聞いてみては?」
……………………
「覚えがないんだが」
「だから貴方は天然ジゴロなんですよ」
くそう…
「白夜君?」
ん?
振り返った先には、修兄の想い人である…
「摩利さん?」
「いま帰りか?」
「ええ、今から帰りますが」
「そ、そうか…」
「何か御用でも?」
「あー…その…なんだ…お茶でもどうだ?」
なるほど…修兄に関する恋愛相談か…
「はい、喜んで」
ふふ…修兄の青春がようやく始まるって訳か…
道場の近くのカフェに三人で入る。
途中水波にどつかれたが訳がわからない。
「それで、摩利さん」
「な、なんだ!?」
「こんな所に俺を連れ込んでどうする気なんですかねぇ?」
「にゃ!?にゃにを言って!?」
おー、やっぱ面白いなこの人。
七草真由美の気持ちがちょっとわかるわ…
「冗談ですよ冗談。話って修兄の事でしょう?」
「へ?」
「白夜様!少し摩利様を御借りします!」
摩利さんが呆けた顔をしたかと思えば、水波が急に立ち上がった。
「ちょ、ちょ、水波君?」
そのまま摩利さんを連れて御手洗いの方へ行った。
「んー…直球はダメだったのかなぁ?」
side out
「な、なんだね水波ちゃん」
「摩利様、一つ言っておきます。
白夜様は貴方と修次様が両思いだと勘違いしております」
「なに?」
「貴方が修次様に相談している所を見られていたのでしょう」
「う…」
「ですが、これは逆にチャンスでもあります。
修次様に関する相談を装って堂々と白夜様と話す事ができます」
「そ、そうかその手があったか…」
side in
少しして摩利さんと水波が戻って来た。
「白夜様、デリカシーを持ってください」
「あー…ごめんね、摩利さん」
「い、いや、構わないぞ。私から誘ったんだから、あまり気にしないでくれ」
二人が座り、ウェイターが注文を取りに来た。
「えっと、俺はビッグパフェで。
二人はどうする?」
「私は抹茶ラテとワッフルを」
「私はストロベリーパフェを頼む」
畏まりましたー、と言ってウェイターが厨房に消えていった。
「今時めずらしいな…店員が注文を取りにくるなんて…
摩利さんの行き付けですか?」
「そんな所だ。昔はこれが普通だったらしい。
今は飲食店用オートメーシ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ