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楽園の御業を使う者
CAST24
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解したら、天然ジゴロどころかどうしようもないジゴロになってしまいます」

「まて!俺が天然ジゴロだと!?
俺がいったい何をしたと言うんだ!」

「御自分の胸に聞いてみては?」

……………………

「覚えがないんだが」

「だから貴方は天然ジゴロなんですよ」

くそう…

「白夜君?」

ん?

振り返った先には、修兄の想い人である…

「摩利さん?」

「いま帰りか?」

「ええ、今から帰りますが」

「そ、そうか…」

「何か御用でも?」

「あー…その…なんだ…お茶でもどうだ?」

なるほど…修兄に関する恋愛相談か…

「はい、喜んで」

ふふ…修兄の青春がようやく始まるって訳か…






道場の近くのカフェに三人で入る。

途中水波にどつかれたが訳がわからない。

「それで、摩利さん」

「な、なんだ!?」

「こんな所に俺を連れ込んでどうする気なんですかねぇ?」

「にゃ!?にゃにを言って!?」

おー、やっぱ面白いなこの人。

七草真由美の気持ちがちょっとわかるわ…

「冗談ですよ冗談。話って修兄の事でしょう?」

「へ?」

「白夜様!少し摩利様を御借りします!」

摩利さんが呆けた顔をしたかと思えば、水波が急に立ち上がった。

「ちょ、ちょ、水波君?」

そのまま摩利さんを連れて御手洗いの方へ行った。

「んー…直球はダメだったのかなぁ?」

side out




「な、なんだね水波ちゃん」

「摩利様、一つ言っておきます。
白夜様は貴方と修次様が両思いだと勘違いしております」

「なに?」

「貴方が修次様に相談している所を見られていたのでしょう」

「う…」

「ですが、これは逆にチャンスでもあります。
修次様に関する相談を装って堂々と白夜様と話す事ができます」

「そ、そうかその手があったか…」






side in

少しして摩利さんと水波が戻って来た。

「白夜様、デリカシーを持ってください」

「あー…ごめんね、摩利さん」

「い、いや、構わないぞ。私から誘ったんだから、あまり気にしないでくれ」

二人が座り、ウェイターが注文を取りに来た。

「えっと、俺はビッグパフェで。
二人はどうする?」

「私は抹茶ラテとワッフルを」

「私はストロベリーパフェを頼む」

畏まりましたー、と言ってウェイターが厨房に消えていった。

「今時めずらしいな…店員が注文を取りにくるなんて…
摩利さんの行き付けですか?」

「そんな所だ。昔はこれが普通だったらしい。
今は飲食店用オートメーシ
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