暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica11今日からあなたが私の愛機〜Asteion〜
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†††Sideアインハルト†††

学院祭より2週間ほど経過し、生徒の制服も冬仕様へと変わった頃。フォルセティのお母様であられる八神司れ――はやてさんより、待ちに待った私のデバイスが完成したと言う知らせを頂いたので、放課後となったこれから八神家へとお邪魔することに。

「楽しみだね〜、アインハルトさんのデバイス♪」

「うんっ! どんなのになってるのかな〜?」

「クールなアインハルトさんには指輪型とか? ルシルさんやシャルさんの指輪も綺麗で格好いいし」

「フォルセティは何か知らないの?」

「うーん、僕からアインハルトさんに伝わらないようにって秘密にされちゃってて。たとえ知っても漏らさない自信はあるんだけど。信用されて無いみたいでちょっぴり残念」

ヴィヴィオさん達が私のまだ見ぬデバイスに胸を躍らせている。そういう私も初めてのデバイスということで、連絡を頂いた朝よりずっと鼓動が高まっている。真正古代ベルカ式のデバイスを造れる技術者は限りなく少なく、開発の依頼料も高額だと聞いていましたし・・・。それを厚意で造って頂けるとなって・・・。感謝しても仕切れませんね。

「確かアインハルトは、装備型ではなく補助型を所望していたのですよね?」

「はい。覇王流も他の格闘技の例に漏れず、徒手空拳を主とする流派ですので、武器の所持および使用はしません。この拳、この体1つで闘い抜けるためのデバイスを、はやてさんに依頼しました」

イクスにそう答える。私は未だに覇王流のすべてを扱えるわけでも思い出しているわけでもない。ただ何か武器を使っての技は無いはず。ともあれ「本当に楽しみです」と私は目を閉じた。それから皆さんでレールウェイを利用して八神邸へ。

「ただいま〜! お母さーん、アインハルトさんを連れて来たよ〜!」

フォルセティさんが元気な声で挨拶をしながら玄関へと駆け出すと、「おかえり〜!」とはやてさんが玄関より飛び出してきました。そして「いらっしゃい、アインハルト。ヴィヴィオ達も♪」と出迎えてくれました。

「「お邪魔します」」

「「「お邪魔しま〜す♪」」」

「「いらっしゃ〜い♪」」

はやてさんとフォルセティさんにリビングへと通されると、「やあ、いらっしゃい」かつてはシュリエルリートと呼ばれていたアインスさん、それに「です!」リインさんと、「ささ、座ってくれ」アギトさんが出迎えてくれました。案内されるままにソファへと座り、出されたお茶を頂く。

「ふぅ〜。さてと。変に長引かせるのも趣味が悪いし。コホン。覇王流アインハルトの愛機の完成お披露目会ア〜ンドお渡し会を開催しま〜す!」

「いえ〜いですぅ〜!」「いぇいいぇい!」

「すまないが、主たちの余興に少しだけ付き合ってくれ。苦労した分、納得
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