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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica11今日からあなたが私の愛機〜Asteion〜
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た。

「なに・・・?」

折れたはずの左腕もまぁ痛いけど、折れた割には動かせる。痛みに耐えながら上半身を起こす。それで気付いたんだけど、全身に包帯を巻かれてた。しかも服も入院の際に着る病衣だし。

「イリス・・・!」

「ティファ・・・」

白衣姿のティファレトが医務室に戻ってきた。わたしは彼女にどういった経緯で医務室にいるのか、そもそも任務はどうなったかを尋ねた。

「・・・本当に憶えていないのね。あなたは列車砲を無力化した直後、いきなり棒立ちになったの。それで民兵たちの集中砲火を受けた。全身のダメージはその所為。しかもその後、重傷なのに帰艦指示がルシル副隊長から出ても戻らず、誰も居ない、何も無いところをキルシュブリューテで攻撃を始めて、さらにまた集中砲火を受けた。そして回収しに赴いたルシル副隊長にまで攻撃を仕掛ける始末。強制的にイリスの意識を落として回収、私とアイリ医務官とで治療に当った」

「なにそれ・・・。それってまるで・・・!」

「ええ。クアットロ教官の推察では、強力な幻覚魔法なのでは?ということだよ」

「魔力反応はちゃんと捉えているのね?」

「ええ。副隊長たちが過去の魔導犯罪者の魔力パターンを調査したけれど、該当者はなしとのことだった」

「そう・・・。あ! 任務はどうなったの!?」

まずそっちを気にするべきだった。特騎隊の隊長が負傷して眠ってたなんて恥以外の何ものでもない。

「イリスが意識を失ってからすでに10日と経過した。その間に特騎隊の任務はすべて完了となり、今現在は本局に向けて航行中よ」

「と、10日!? そんなに!? ルシルってば、そんな強くわたしを落としたの?」

「というよりは、イリスが負ったダメージを回復させるため、私が強制的に眠らせていたの」

「あ・・・そう」

何はともあれ任務は果たしたってことか。なら良いか。溜息を吐きながら俯いたところで、「悪いニュースとすごく悪いニュースがあるけど、どちらから聞く?」ってティファが選択肢を出してきた。

「どっちにしろ悪い報せじゃん。・・・じゃあ悪い方から」

そう選択すると、ティファはベッドから離れてキャスター付きの全身鏡をわたしの元へ持ってきた。そしてここで始めて気付いたわたしの体の異常。

「〜〜〜〜〜〜っ!! いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

出撃前はお尻辺りまでの長さだった後ろ髪が、今じゃちょい肩に掛かるセミロングヘアになってた。大事に大事に伸ばしてケアし続けてたわたしの髪が・・・。また伸ばせば良いって話だけど、生まれてからの23年間ずっと守ってきたのに、まさかこんな形で失うなんて・・・。

「これ以上の悪いニュースがあるっていうなら教えて・・・」

「では。聖
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