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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica11今日からあなたが私の愛機〜Asteion〜
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その子を両手で抱え上げる。まるで生きているみたいに温かく、やわらかい。その子がもぞもぞと動き出し、ゆっくりと目を開けて私を見て「にゃあ」と一鳴き。ヴィヴィオさん達が「可愛い?」と黄色い声を上げました。
「その子の名前認証はまだ済んでへんから、名前を付けたってな」
「あ、はい」
「それは庭でやるですよ、アインハルト」
リインさんに続いてお庭の方へと移動。両手の平にちょこんと座るこの子は「にゃあ♪」と私の目をしっかり見つめて鳴いている。この子の名前はつい先ほどのフラッシュバックで決めた。死産した子の名前を、この子に付けようと思う。その子の代わりに私とともにこれからを一緒に生きていくために。
「(2人が好きだった物語の主人公。勇気を胸に諦めずに進む、小さな英雄の名前・・・)固体名称登録。あなたの名前はアスティオン。愛称、マスコットネームはティオ。・・・セットアップ・・・!」
“ティオ”を使っての武装形態への変身。デバイス無しと有りではやはりスムーズに変身を行える気がする。“ティオ”のサポートのおかげですね。両手を軽く開閉していると、「あ、髪型・・・」とヴィヴィオさんが漏らした。両手で両側の後ろ髪の結び目に触れると、以前までと結び方が変わっているのが判った。普段の私と同じ結び方だ。
「もしかしてアスティオンが調整したのでしょうか・・・?」
「かもな。そっちの結び方が良いって思ったんだと思う」
「そうなのですか?」
「にゃあ〜♪」
私の肩に乗る“ティオ”が一鳴きして頬を摺り寄せてきた。どうやらそうらしいので、「ありがとう」とお礼を述べる。
「変身魔法は上手くいったようやね。んじゃ、ちょこちょこっと微調整をやってこか。時間は大丈夫か?」
「はい、問題ありません。お願いします!」
「うん。ヴィヴィオ達は・・・暇やったらトレーニング器具を使っててもええよ。今日は八神道場も休みやから、気兼ねなく使ってな〜。フォルセティも手伝ってあげて」
「「「ありがとうございます!」」」
「うん、判った!」
それから私は、はやてさん達と一緒に“ティオ”の調整を行い、その間ヴィヴィオさん達はトレーニング器具で練習をした。その後、“ティオ”の調整をいくつも終わらしていき・・・
「では! これより流派ストライクアーツ、高町ヴィヴィオと、流派覇王流、アインハルト・ストラトスの1ラウンド3分の試合を始めます!」
ヴィヴィオさんと“クリス”さんを相手に私と“ティオ”の最終実践調整を行う事になった。お庭は広く、格闘戦を行っても問題ないくらいです。
「ヴィヴィオさん、クリスさん。お願いします」
「にゃあー!」
「はいっ! 精いっぱい頑張ります!」
私は前に突き出した右手の
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