空の王者、狙われる
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
さぁんご無事でなによりです!!」
「ビビちゃんってぐびゃぁっ!!?」
「レ、レウスさん!?」
「バ、バックブリーカーふ、再び……」
思わず抱きついたビビによって既に身体がボロボロなレウスが悲鳴を上げた。それもその筈、動けたとはいえ古龍の攻撃を受けているのだから全身はガタガタのボロボロ、崩壊寸前と言っても過言ではないのにそこへ勢いよく抱き付けば崩れ落ちようとするのは必然である。
「い、医者ぁぁぁぁっっ!!!??」
「だからトニー君がお医者さんでしょ!?」
「そうだった!?」
「ど、如何でもいいからさっさと診て、くれ……」
大急ぎでチョッパーが診察と治療が開始される、落雷による火傷と一部の骨の骨折と打撲と切り傷。しかしそこまで酷いという事も無く寧ろゾロよりも怪我自体は軽いとの事。というのも身体の自己治癒力が以前よりも高まっているらしくそれによる回復で怪我の方は治って来ているとの事、問題は身体に蓄積している疲労のほうらしい。
「いやぁやっぱりランブルきついわ……慣れてきたけどそれでも身体に来るもんがある」
「トニー君の変形とはまた違った感じですもんね、形が変わるって言うよりもレウスさん自体が変わってるって感じですし」
「うん。それはやっぱり悪魔の実の差だと思う、幻獣種って俺も分からないけど不思議な生き物になるって事だから」
ルフィ達が食料を馬鹿食いしているのを見ながらレウスはビビと自分の事に付いて語り合っていた。どうやらビビもレウスとキリンとの戦いの最中は僅かに意識があったらしくランブルを使った際の姿を見ていたがチョッパーの形態変化とはまた違う何かを感じずにはいられなかった。
「兎も角、今はゆっくりさせて貰うよ……流石に疲れたよ」
「そうですね、でも凄いワクワクする冒険でした!」
「ははっビビちゃんにとっては今回の事も冒険か。いいねぇ若い子は」
「ほらほらレウス!何年寄りぶってるのよアンタも食べなさいよ!」
「分かったよナミちゃん」
その日の夜から数日、麦わらの一味が主催した宴が催された。冒険の成功とエネルに勝利した事を祝いと400年も続いた怨恨を消し去り新たな道を進むスカイピアとシャンディアの事を祝福する宴が……。
数日続いた宴も終わりを告げ皆が疲れ寝静まった頃、ルフィが黄金を奪って逃げる事を提案しそれを一味は受託。英雄で居続ける事など海賊らしくないというルフィの発案に皆は賛成だった、それに黄金が手に入るのならば貧乏な航海ともおさらば出来るというもの。黄金を確保し逃げるまでそれぞれが空島でやりたいことをするという自由時間を得た、レウスは一人でこのアッパーヤードの開放を目指していたゲリラの長老に会いに行っていた。
「聞きたい事は何だろうか、私が話せる事ならば良いのだが」
エネル
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ