暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2000話
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美鶴のレイピアによる突きは、イレギュラーシャドウのバランスを崩す程の一撃を与える事に成功する。

「桐条先輩!」

 そうしてバランスを崩したイレギュラーシャドウに、次々と突き刺さる矢。
 誰が来たのかというのは、それこそ考えるまでもない。
 俺の知り合いで、弓を使う相手などというのはゆかりしかいないのだから。
 更に、やって来たのはゆかりだけではない。
 普段は面倒臭そうにしている事の多い有里が、長剣を手に一気にイレギュラーシャドウとの間合いを詰めていく。
 いや、突っ込んできたのは有里だけではない。真田も拳を握りしめ、イレギュラーシャドウとの間合いを詰めていた。
 そうしてアイギスも姿を現し、刈り取る者と同様にイレギュラーシャドウに次々と銃弾を浴びせていた。

「刈り取る者、お前は援護に回れ。戦闘に参加している連中の邪魔にならないようにな」

 その言葉に、刈り取る者は短く頷くとイレギュラーシャドウから距離を取る。
 元々そこまで接近していた訳ではないので、距離を取るのはそれ程難しい事ではなかった。
 そうして、部屋の中で激しい戦いが繰り広げられる。

「はぁ、はぁ、はぁ……」
「どうやらもう俺達の出番はねえようだな」

 そんな戦場に少し遅れてやって来たのは、天田と荒垣の2人だ。

「コロマルはいないのか」
「コロマルなら、山岸を守ってたぞ。山岸の能力を考えると、誰も護衛に付かないのは不味いからな」

 俺の方を見ながら、荒垣がそう言ってくる。
 なるほど。そう言われればそうだな。
 にしても、コロマル……犬なのに、相変わらず気が利くといか、何と言うか。
 そんな風に思っている間にも戦闘は続き……やがて、イレギュラーシャドウは倒れるのだった。
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