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転生とらぶる
ペルソナ3
2000話
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言えば、普通に拳銃を撃ってるけど、これって弾丸はどうしてるんだろうな。
 まぁ、普通に考えれば魔力によって弾丸を作ってるとか、もしくは魔力そのものを撃っているとか、そんな感じなんだろうが。
 ともあれ、放たれた銃撃によってイレギュラーシャドウは使おうとした魔法がなくなり、大きな隙を生む。

「ペンテレシア!」

 その隙を突くかのようにして召喚されたペンテレシアは、両手に持った長剣でイレギュラーシャドウに斬りかかる。
 大きさ……質量という点では、ペンテレシアはゆかりのイオに大きく及ばない。
 ……いや、そもそも巨大な牛の頭蓋骨に乗ってるって時点で、色々と比べるのは間違っているのだろうが。
 それでもイオの重量による突撃とは違い、ペンテレシアは両手に持った長剣でイレギュラーシャドウに斬りつけていく。
 この辺り、やはりペルソナは召喚した人物に影響を受けているのは間違いないんだろう。
 そうなると、ゆかりのイオは……まぁ、ゆかりの場合は時々猪突猛進になるから、決してイオが合っていないって訳じゃないのだが。
 ともあれ、ペンテレシアの攻撃はイレギュラーシャドウに相応のダメージを与えていく。

「はぁっ!」

 ペンテレシアの攻撃に紛れるように、当然美鶴もレイピアでイレギュラーシャドウに攻撃する。
 そんな連続攻撃に苛ついたのか、イレギュラーシャドウは周囲を見回し……

「マハジオンガ」

 魔法を発動する。
 さっきのコンセントレイトみたいな、一種の溜め攻撃ではなく、魔法名を口にするだけで発動する、普通の魔法。
 だが、問題はその魔法が周囲一帯、手当たり次第に電撃を放つ魔法だったことだろう。
 美鶴の周囲にいた子猫の炎獣が、美鶴に迫ってきた電撃を燃やしつくす。
 ここまではいい。だが……ここにいる棺に対しても、電撃は容赦なく向かい……俺が戦闘を見ている時に生み出し、配置しておいた炎獣がそれた電撃全てを燃やしつくす。

「はぁああぁっ!」

 マハジオンガが消えた事により、一瞬イレギュラーシャドウの動きが止まる。
 向こうにしてみれば、まさかこんな風に自分の攻撃が無力化されるとは思ってなかったのだろう。
 普通の……という表現をしてもいいのかどうかは分からないが、ともあれタルタロスで出てくるシャドウは、門番シャドウ、そして俺と召喚の契約を結んだ刈り取る者以外は、基本的に自我の類はないか、もしくは限りなく薄い。
 だが、満月の夜に出てくるイレギュラーシャドウは違う。
 完全に自我というものがあるのだ。
 そして、自我があれば当然のように有利な事もあるが、同時に不利な事もある。
 ……そう、例えば今のように、自分が自信を持って放った攻撃が完全に無効化される時……といったように。
 そうして放たれた
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