第二十一話
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威力が段違いだな。総司令官は改造したから威力の確認御願いねって言われたが、二、三発でも当たれば巡洋艦なら大破だな。
戦艦でも当たれば・・・・・・」
「敵軍を発見した時は射程外からの砲撃で十分に損害を与える事が出来ますな」
「本当だな、総司令官も凄いものを作ったな」
「それはな、我が軍の損害を多くの兵士が死ぬのが嫌なんだ。
以前に前の司令官達と俺達今の各司令官達と飲んだ時に言っておられた。
『何故多くの兵士が年間に何十万、百万人以上の兵士が戦死しなければならないのだ。俺は全員を生かして連れて帰る事は出来ないだろう、だが!多くの兵士を一人でも多く連れて帰るしその為に幾つかの構想もある。
後数年で完成するだろう、アレが完成すれば戦闘の幅が広がり、戦術が変わる筈だから待っててくれ』と言われたんだよ。
それが無人艦・切り離しが出来る装甲・レールガンだ。
全員が話に静かに聞いていた、今迄聞いた事も無い話だったのだ。如何に兵士の事を考えているかが分かる逸話だった、この後に兵士の間ではこの話が広がっていくのだった。
結果!ロルフの総司令官としての絶大な人気と忠誠心を得たのであった。
その中で!リッテンハイム侯爵派閥は孤立化して行った、物凄い勢いでだ。
新無憂宮(ノイエ・サンスーシー)
「寂しいのぅ〜、ロルフのケーキが食べたいが我儘過ぎるな儂も」
「それでも寂しいですわね陛下」
「ケーキに関してはもう直ぐ!ロルフ様の味に近い物をお届け出来るかと」
「ん!それは楽しみだな、してパウルよ、何処からケーキ職人を連れてきたのだ?」
「いいえ、あのケーキは職人には作れないとの結果が出ました。それで素人に職人が作り方を教えて自分で作らせ似たケーキを作る者を見つけたのです」
「なんとそんな事をしていたのですか?
時間が掛かったでしょう」
「時間は掛かりましたが、面白い結果でした。
先入観が問題だったのですね、ロルフ様には先入観は時に危険だと聞いていましたが、今回は職人にとしか考えていなかったので勉強になりました」
「なるほど、面白い発想だったなコレはでケーキを作るのはどんな職業の人間になったのじゃ?」
「驚かないで下さい。装甲擲弾兵の者です」
「「・・・・・・ん?」」
してやったりとした顔でパウルは
「陛下とシュザンナ姉様どうですか!驚きましたか?」
「ウム、そんな顔をしたパウルの顔に一番驚いたぞ。悪戯が成功した顔をしおって」
陛下は嬉しそうに言っておられる。
ロルフが居なくなってからはパウルと会い外の話や貴族に対しての策略を楽しそうに・・・
「本当にパウルは最近漸く私達に本当の姿を見せてくれていますね。嬉しく思いますよ
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