第13話。変人の中学生活
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
本日は入学式。クラス分けが張られている掲示板を見て、教室に移動し待機。
シロちゃんとは違うクラスだった。むむ・・残念。
校門で凛ちゃんにも会って声をかけたけど、露骨に逃げられた。
馬鹿めっ!学校と言う閉鎖空間で逃げられると思うなよ!?
と思ってたら同じクラスだった。
「運がないな。凛ちゃん。」
「・・・・」
心底悔しそうである。
席に座り、リラックスしていると、
「・・・・そこの御仁。」
「うお?」
メガネをかけたイケメンに声をかけられた。
「あの女狐のことを知っているのか?」
「女狐?」
「あの女のことだ」
と、顎で凛ちゃんを指し、凛ちゃんは負のオーラを纏った笑みを浮かべる。
「凛ちゃん?友達やで?」
「・・・・悪いことは言わん。あの女は止めた方がいい。」
「大丈夫や。凛ちゃんことちゃ〜んと知っとる。けど、俺が友達としたんやから、口出しはいらんで。」
そういうと、凛ちゃんはどや顔を見せつけてきた。イケメンメガネは悔しそうだ。
「ところで自分。名前なんつうの?」
「おお、これは失礼。柳洞一成という。宜しく頼む。」
「衛宮晋吾や。よろしゅう。」
中学初の友達は、爽やかな奴だった。高ポイントのところは自分から俺に話しかけたところ。・・始めてかも。
始めての体験に感動する晋吾であった。
入学式も始まり、体育館に父兄の姿も見られる。親父は風邪が治ったようで、今回も3人で出席。
大きめに購入したダボダボな制服を着るシロちゃんを愛でながら、校長先生の話を右から入れれて記憶にとどめます。
フッ、俺にかかれば容易なことよ。
式も終わり、また各クラスに移動。さて、ここから中学生活の開幕。大いに楽しむとしますか。
4月のオリエンテーションも終わり、そろそろ部活動が始める頃。
「一成は部活とかするの?」
「いや、生徒会に入ろうと思ってからな、どうするかわからん。」
「凛ちゃんは?」
「どうしようかしら?やる気はないけど・・」
3人で昼食を取っている時に、部活をするか質問してみた。
ちなみに基本、3人で昼食を取るのだが・・絶対に二人は会話せず、俺対一成。俺対凛ちゃん。で会話をしているようなもの。
お前らどんだけだよ。犬猿の仲ってこういうこと言うんだろうか?一見3人仲良く食べているようで、2者間で冷戦勃発してるんですが・・・・
一成は生徒会に入るらしい。まぁ、会長オーラは今でもあるからな。
凛ちゃんは「どうでもいいわ。」的な顔で返答する。興味がないのですね。わかります。
「晋吾はどうするつもりなのだ?」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ