第13話。変人の中学生活
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「俺?同好会作るつもりや。」
「同好会?」
「おうよ。モノ作り同好会や。」
運動部はチートのせいでダメだし、家でごろごろとか、ずっと研究&製作もいいけど、やっぱり中学で何かしたい。
「もう用紙は貰って来たね。」
「速いな。」
「行動派と呼んでもいいで?」
同好会は3人いればええから楽ちん。俺でしょ、シロちゃんに名前だけでもいいから書いてもらって、あと一人や。
「『友達』の二人が入ってくれれば嬉しいんやけど・・・・」
「フッ、友の頼みを無下にするわけにはいかん。」
「どうしてもって言うなら・・友人の私が入ってあげてもいいわ。」
二人が同時に同意を示すが・・・・
「あら?柳洞くんはその内生徒会に入ってしまわれるのですから、別に無理をしなくてもいいのよ?」
「何をいう。俺は晋吾の『真』の友人であるからな、晋吾のためなら多少の無理ぐらい・・・・」
何故か言い争いを繰り広げる二人。
とりあえず、二人の名前を書いて提出しておいた。一成と凛ちゃんは早くから優秀な生徒と思われていたから簡単に受理された。
貰った教室は使われてない準備室。まずは掃除、整理。一人でやったけど結構速くできた。
今度パソコンとソファも持ってこよ。
今日はここまでにしよう。帰ってシロちゃんの飯を楽しむとするか。
飯の時に聞いたのだが、シロちゃんは陸上部に入るらしい。
始めの100mのタイムを計った時に、11秒24ってタイムをたたき出したとのこと。
はやっ!シロちゃんめっちゃはええ!!中1のタイムじゃねえし。歴代記録もんじゃね?てかスパイクじゃなく学校指定の運動靴なのに・・
運動神経抜群で料理もできる。
自分の弟も十分チートなんじゃないと思う今日この頃である。
次の日、授業も終わって放課後。凛ちゃんと一成も今日は来てくれた。
「・・・・いつの間にソファとか持ちこんだのよ。」
「今朝や。」
「パソコンもあるぞ。」
「それも今朝や。昼には先生からネットを繋げる許可も得てきたで。」
意外に行動派である。しかし、これぐらいでないと特許競争には勝ち抜けないのだよ。
「で?何するの?」
「せやから。なんか作るんよ。」
「なんかって何よ。」
「何でもいいねん。なんでもいいから作る喜びを感じるんや。」
そう。作ることで、達成感と充実感を得るのが目的なのだ。
「参考程度に、俺が作ってきたものな。」
そう言って机の上にモノを並べる。
ハンカチ、セーター、本棚、プラモ、ゲーム、からくり人形・・・・などなどである。
「・・・・これあなたが全部作ったの?」
「そ
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