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流星のラブライブ!
プロローグ
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ラウンは消される前ですら上げなかった悲鳴を上げた。それは骸骨の出現を目撃した彼も同様である。
運命の神は少しだけこの両者とこの街に悪戯をしでかしたらしい。


流星のロックマン×ラブライブ! クロスオーバー作品
流星のラブライブ!


出会いの話から少しだけ時を巻き戻し、ここはクラウンがいた世界から時間や場所がズレた世界で宇宙人からの侵略はおろか宇宙人がいるのかいないのかが年末特番として議論されている時代の日本の東京都千代田区にある『山ノ児玉小学校』と呼ばれる学校があった。
歴史としてある方で明治6年にとある教育者が開校し、現在では全校生徒180人。
激しい時代の流れに立ち向かえるように自主性を養いながら子供達の幸せを願うことを目標に掲げている。
自主性ですかー
悪く言えば放任主義?
でも度の過ぎた悪戯をしたら担任の育田先生から拳骨が飛んでくるから結構厳しいのかもしれない。
でもやりたい事や先生との距離が近いので割かし自由に学びを謳歌できているのは運が良いと云える。

五限の社会の授業が終わり、そのまま帰りの会になだれ込んでいってからのベルトコンベアー式の『さようなら』の挨拶を済ませた直後の五年生の教室で赤髪のショートカットを青いフードに覆った少年『響 ミソラ』は立ち上がっていた体躯を挨拶の頭を下げて勢い良く上げる動作の惰性に合わせて椅子に着地して机に突っ伏した(水飲み鳥の動きに近い)。そこから片付ける暇の無かった消しゴムのカスを集めてデコピンで弾いて激闘の証を次々と床に叩き落していく。
席は窓際から二番目の席で春爛漫とした桜吹雪や朗らかな風を感じる事ができるベストポジションであるのだが窓は閉められていて傾いた陽がうっとしい位に差し込んでいて燃え尽きたばかりのミソラには哀愁を強くするスポットライトに他ならなかった。
人数が少なくなる教室の中でランドセルを背負った左側の髪を結んだ少女が机で死んだように魂を出しているミソラに声を掛けた。

「だ、大丈夫?ミソラ」
レフトサイドテールの黄色いスカートお履いた少女の名は『矢澤こころ』と言った。ミソラとは幼馴染で腐れ縁。最初、ミソラを女の子だと思って声を掛けたのだが結果的に男の子だと判明した後でも学校帰りの下校で一緒に帰る仲である。
「こころー死んだ……僕の心は死んだ。社会のテストほとんど空欄で出してしまったよ」
「ミソラは社会が苦手だからね。早く準備して帰ろう」
今度はライトサイドテールの短パン姿の活発な少女『矢澤ここあ』がランドセルを背負って、机からヌルヌルと溶け出すクレイアニメのような姿に変貌したミソラに声を掛ける。
言う必要はないかもしれないが二人は双子で他に姉と弟がいるらしい。

「ここあー……ココア?……そういえばテストに出た」
「あっ!?ココアの生
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