異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜 第1話
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
背を向けるような事は絶対にしない……!」
「”黒き聖獣”と違い、私達の攻撃も効いています。例え疲弊した今の私達でも、協力すれば勝機を見いだせる相手なのですから、自分を犠牲にする事は考えないでください、アルティナさん……!」
「皆さん………」
自らを犠牲にしてユウナ達を逃がそうとしたアルティナだったが、その決意を許さないユウナ達の決意と自分への気遣いを知り、嬉しさや辛さ等様々な感情を一度に感じた事によって複雑そうな表情をした。
「――――ユウナちゃん達の言う通りね。アルティナちゃんみたいな可愛い女の子が誰かの為に犠牲になる必要なんてないわ!」
するとその時女性の声が聞こえ
「へ………」
「今の声は一体……?」
声を聞いたユウナとクルトが困惑したその時、格闘家のような服装を纏った女性が帽子を被った銀髪の女性と共に塔内部から現れた後空高くへと跳躍し
「落ちなっ!雷神脚!!」
「!?」
敵の頭上から雷撃を纏わせた片足による蹴りを叩き込んで敵を地面に叩き落し
「さあ、治療の時間よ――――――メディカルダンス!!」
帽子を被った銀髪の女性は膨大な癒しの魔力で形成した主に医療手術等で使う”メス”を放ち、癒しの魔力でできた”メス”はユウナ達に命中するとユウナ達の傷を全回復させて消えた。
「貴女達は一体………」
「ええっ!?ど、どうしてリンさんとエオリアさんが今のクロスベルに……!?」
「その様子ですと、お二人はユウナさんのお知り合いのようですわね……という事は、”私達の味方”と判断してよろしいのですか?」
格闘家のような服装を纏った女性―――リンと帽子を被った銀髪の女性―――エオリア・フォーリアの登場にアルティナが呆けている中、二人に見覚えがあるユウナは驚き、ユウナの反応を見たミュゼはリンとエオリアに問いかけた。
「――――細かい話は後だ。まずはあの手配魔獣を制圧するよ!行くよ、エオリア!」
「ええっ!」
そしてリンの号令にエオリアが頷くと二人はユウナ達と共に翼竜との戦闘を再開した。
「喰らいなさい―――そこっ!!」
「!?」
エオリアは先制攻撃に毒薬を塗ったメスを数本素早く投擲するクラフト―――ランセットアローを放ち、エオリアが放ったメスを回避できなかった敵は怯んだ。
「見切れるものなら、見切ってみな――――千手悔拳!!」
「!?」
「崩したよ!」
「追撃するわ――――それっ!」
敵が怯んだ隙に敵に詰め寄ったリンは無数の拳を繰り出して敵の態勢を崩し、敵の態勢が崩れるとリンと戦術リンクを結んでいるエオリアが追撃に風を斬り裂く勢いでメスを投擲するクラフト―――ウィンドエッジを放ち、エオリアが
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ