タルクセナート
オングンとべスリム
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る必要も無いと思いそのまま言うことにした。今はクレルバートで教師をしており、その前に数年モスクワで仕事をしていたこと。今回はその時の上司から呼び出されたということ。そして、何をやるかは全く聞かされていないということ。そんなことを淡々と話した。一方なドミトリーはそれを静かに聞いていた。そしてユスフの一通りの説明を聞いた後に口を開く。
「わかった。実は後程そのモスクワの役人の使いが来ることになっている。そこで我々もようやく仕事の詳細を知ることになる。なのでお主と我々は平等に目的が知らされていない。よかろう、一先ずお主は信頼に足るようだ。しかしながら、都会から来た一教師にここら辺の山賊風情と仕事をしろとは国もまた変なことを言う。」
確かにその通りだとユスフも思った。その同意の意思表示の代わりに茶を飲み干した。するとその時、遠くの方から数頭の馬の群れの足音が聞こえて来た。
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