第六千九百十九話 ビールはよし
[8]前話 [2]次話
第六千九百十九話 ビールはよし
オランダはビールを飲みつつ言いました。
「これは俺にもあるわ」
「ビアホールはですね」
「ビアガーデンもな」
これはというのです。
「あるわ、けどな」
「それでもですか」
「味がちゃうな」
肝心のビールのそれがというのです、今は三国で外の席で飲んでいます。おつまみはソーセージやベーコンです。
「やっぱり」
「それは仕方ないかと」
「日本に合わせてあるな」
「はい、ここは長崎です」
だからというのです。
「私なので」
「それでやな」
「ビールもオランダさんの味にしていません」
「そういうことやな」
「まさかこっちのビールの方が美味しいとか」
ふとこう思った台湾でした、日本のビールをごくごくと飲みつつ。
第六千九百十九話 完
2018・3・19
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ