暁 〜小説投稿サイト〜
名無しの複数世界探索物語
第二部 Re:ゼロ編
第一章
6.ロズワール邸で判明した危険
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い...

...理性よ、持ってくれ

「さぁ、早速始めましょう!」

今日は掃除洗濯炊事のみで終わった

「はふぅ...」

今日一日を振り返りながら横になる

午後の陽射しが窓から入り、お日様の香りがするベッド

ポカポカするなぁ...

コンコン

((( ;゚Д゚))エッ!?

「ヤト君、ちょっとよろしいですか」

ドア越しでくぐもった声だが、レムで間違いない

「そんなことしなくても、何時(いつ)でも大丈夫だよ」

「そうですか、失礼します」

会釈しながらレムは入ってきた

「どうしたの?」

「調味料の残りが心許無(こころもとな)いので」

「買い出しに ってことか」

「理解が速くて助かります」

この買い出しがまさか命に関わるとは思わなかった

◆◆◆◆◆◆◆◆

「にしても...ラムまで来なくても平気じゃないかなぁ」

「両手に花、少しは感謝なさい」

「すみません、姉様がどうしてもと...」

まったく、困ったワガママ姉様だこと

「ヤト君、全部ダダ漏れです」

「えっ...嘘ぉ」

「居候なのに頭が高いわね」

こんなやり取りがほんの少しだけ続いた

◆◆◆◆◆◆◆◆

「ありがとうございましたぁー」

「これで全部かな?」

覚えたばかりの言語を読むのは疲れるなぁ...

「はい、それではお屋敷に戻りましょう」

「...こっち......」

紙袋の下から声、同時に服の引っ張られた

向かう先は子供達の遊び場

「あ、犬だ...」

小柄な女の子に引かれてその前にたどり着いた

「ん」

犬を抱えた男の子が撫でろ と言うかの様に突き出す

後ろを見るとレムとラムが来ていた

「少しだけ、いいかな?」

「少しだけ ですよ」

レムから了承をいただいた

わしゃわしゃ...モフモフ...

(*´-ω・)ン?

ここで特徴に気づいた

頭が円状にハゲてる

ついつい触れると

「ガウッ!」

当然、かじられた

「イッタタタ」

「だ、大丈夫ですか?」

「あ、うん...うん?」

指に違和感がほんの少しだけできた

かじられた指が...なんかおかしい...

この時は

まぁ、気のせいかな

で済ましたがこれで死ぬとは思わなかった

◆◆◆◆◆◆◆

「あなたこのままだと死ぬのね」

金髪をドリル巻の少女 ベアトリス から言われた言葉だった

「あんたの指に呪術(じゅじゅつ)がかけられているのね」

「呪術...って呪い(のろい)かなんか?」

文字通り と考えた


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