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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第27話 それぞれの戦い 向かえリーガル高原!!
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「グルメ細胞……それは深海に住む幻のクラゲから採取できる特殊な万能細胞の事だ。優れた再生機能と生命力を備えるグルメ細胞は他の細胞組織とうまく結合すればその組織の長所を驚異的に伸ばすことが出来る。美味いリンゴはより美味くってな」
「そんな細胞があるんですね……」
「だがこれを人体に結合させればどうなると思う?」
「……まさか」
「そう、圧倒的な生命力を持つ超人の誕生って訳だ。しかもこのグルメ細胞は美味い食材を食えば食うほど成長していくんだ。俺やイッセー、ココにマンサム所長、後リンもグルメ細胞を持っている」
……ようやくイッセー先輩たちの強さの秘密が分かったような気がします。それだけではないって事は分かりますが先輩たちの強さの秘密の一つがそのグルメ細胞という訳なんですね。
「……それって僕たちも使えるんですか?」
「なんだ、ユウ。興味が出たのか?だが好奇心で言ったなら止めておけ。グルメ細胞とうまく結合できなければ最悪死んじまうからな」
「……分かりました」
……祐斗先輩、どうしたんでしょうか?一瞬怖い雰囲気になったような気がしました。
「じゃあその美食會という人たちも……」
「当然グルメ細胞を持っているよ。しかも元々下等でキモい悪党集団、それがグルメ細胞で邪悪さが際立ちキモさ100万倍って訳だ。まあ、俺にすりゃあンな事どうでもいいんだけどな。美食會との戦いなんざ……」
私たちは殺された猛獣たちの傍に着きました。近くで見るとより無残な姿に見えます。
「猛獣さんたち、可哀想です……」
「こんなことが平然とできるなんて美食會というのはよっぽどタチの悪い集団なんだね」
私たちが無残に殺された猛獣を見ているとサニーさんは何も言わずに死体を見つめていました。
「サニーさん?」
正直失礼かもしれませんがサニーさんだったら「ぎゃー!キモい!もう最悪!美しさ0!!」とか言うと思ってましたからちょっとおかしく感じてしまいます。
「……なあ猫。俺は美食會との戦いなんざどうだっていいんだ。でもな、こんな美しくねぇ事されると流石に笑えねえよ……笑えねぇぞ、美食會よ……!!」
サニーさんの表情には強い怒りが込められており私はこの人はやっぱりイッセー先輩と同じ四天王なんだと実感しました。
「行くぞ、お前ら。こんな汚ねえことをするキモ集団をさっさと片付けになぁ!」
「はい!」
「行きましょう、サニーさん」
「私も許せません!」
私たちは決意を胸にしてリーガル高原を目指す旅路を再開しました。
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