暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第27話 それぞれの戦い 向かえリーガル高原!!
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猛獣が生息している場所だから入るつもりはなかったんだがロックドラムに飛ばされた先がここだったので止む無くこの森を進んでいるわけだ。


「とにかく今はこの森を抜けることを優先しよう。極力猛獣とは戦わないようにしてください!」
「分かったわ!」


 俺たちは猛獣を避けながら森の奥を進んでいく。しかし小猫ちゃんや祐斗、それにアーシアは大丈夫なのか?テリーとティナは攻撃に巻き込まれてなかったがあの3人はガッツリ吹っ飛ばされてたしな……


 まあ多分サニー兄と同じ方向に飛ばされただろうから心配はねえんだけどサニー兄が小猫ちゃんに何か意味深な視線送ってたから別の意味で心配だぜ……


「イ、イッセー!前を見て頂戴!」
「ん、前?……おおう、これは圧巻だな」


 リアスさんに言われた通り前を見てみると俺たちの前方には猛獣の大群が立ちはだかっていた。


「これを相手にするのは不味いな……仕方ねぇ。リン姉!俺にバトフレを浴びせてくれ!」
「ええ!?でもそれしたらイッセーが危ないんじゃ……」
「今はそれしかねえんだ。早く!」
「わ、分かったし!終わったら直にクールダウンするからね!!」


 リン姉は仕方ないという感じで俺にバトフレを浴びせた。すると俺の身体に異常が起きる。


「ぐっ、うお……ああっ、ぐあっ……!!」
「イッセー君!?リンお姉さま、イッセー君に何を!?」
「イッセーにバトフレを浴びせたの。イッセーはバトフレで闘争本能を引き出していつもより強い威嚇をするつもりだし」
「でも何だか苦しそうですわ」
「本来バトフレを人間に使用するのは使用者への肉体的、精神的な疲労が大きすぎるため『グルメ八法』で禁止されてるし。でもウチが心配してるのはそこじゃないんだ」
「じゃあリンさんは何を心配しているんですか?」
「イッセーの中に眠る野生の本能の出現だし」
「本能……?」

 
 ぐあぁぁ!!お、俺の中に眠っている野生が表に出てきやがったか……!?不味い、このままだとリアスさんたちに襲い掛かってしまう!早く威嚇をしないと……!!


 着ていた制服の上が破れて身体から紅いオーラが出てくる。そのオーラは俺の頭上に集まるといつもの赤いドラゴンではなく真紅の鬼のような姿になり猛獣たちを睨みつけた。


 ぞわっ…………


 ドドドドドドドドドドドッ!!!!!


 激しい音を鳴らしながら猛獣たちは逃げて行った。何とかなったか……


「イッセー君!大丈夫ですか?」


 そこに朱乃さんが近づいてきて心配そうに俺に触れてきた。


「朱乃さん……ははっ。何とか野生の本能を抑え込むことができましたよ」
「もう、無茶しすぎです」
「すいません、でもどうやらま
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