第28話
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ら向こうも終わったようだが………何であいつらの方は止めを刺していないんだ?」
複雑そうな表情でシャーリィの死体を見つめて呟いたフィーの様子をラウラは心配そうな表情で見つめ、エリオットは辛そうな表情でリィンを見つめ、アガットは舌打ちをした後既に戦いを終えているレン達の様子を見て、”人を殺す事を楽しむ悪癖”があるレンやエヴリーヌと戦ったデュバリィ達が生きている事を不思議に思い、眉を顰めてレン達を見つめた。
「まさか………あのNo.]Zが………」
「No.Uのみが相手ならば単独での撤退も可能だったかもしれないが、”灰色の騎士”を始めとしたNo.]Zと互角―――いや互角以上に渡り合う使い手が4人もいては、幾らかの”闘神”や”戦鬼”と同じ”狂戦士”の血を引くNo.]Zといえど、分が悪かったという事だろうな……」
「く……っ!よくもNo.]Zを……!貴女達メンフィルはわたくし達”結社”からどれだけのものを奪えば気がすむのですか!?メンフィルがいなければわたくし達”結社”は”残党”と呼ばれる程の惨めな存在になっていませんし……それにマスターも……っ!」
シャーリィの絶命を見たエンネアは信じられない表情をし、アイネスは重々しい様子を纏って呟き、悔しそうな表情で唇を噛みしめたデュバリィはレン達を睨みつけた。
「まあ、メンフィルがいなければ”身喰らう蛇”は衰退していない可能性については一理あるから、否定はしないけど………”身喰らう蛇”は設立から様々な”表”の人達に迷惑をかけたり、リベールの異変やエレボニアの内戦、そしてクロスベル動乱のような国家の一大事になる大事件になる重犯罪を犯し続けていたのだから、いつかその”報い”が自分達に返って来る事はありえないと本気で思っていたのかしら?」
「……っ!」
「……”報い”、か。確かに我等結社が今まで行った行為は世間一般からすれば、義に反した行為だな……」
「もしかしたらマスターが離反した理由の一つは”マスターの生まれ変わりであるもう一人のマスター”がそのような行為を犯し続ける結社を許せなかったからかもしれないわね……」
不敵な笑みを浮かべたレンの正論に対して反論ができないデュバリィが唇を噛みしめて黙り込んでいる中アイネスは重々しい様子を纏って呟き、エンネアは複雑そうな表情で呟いた。
「どうやらその口ぶりですと”鉄機隊”の方達も分校長がシルフィア様の生まれ変わりである事もご存知のようですわね……」
「まあ、シルフィアお姉さんの性格を考えたら長年”もう一人の自分”が面倒を見てきた”鉄機隊”に自分の事を教えてもおかしくないわよ。―――さてと。プリネお姉様。」
「ええ。―――――今転移封じの結界を解除しました。貴女達の転移の魔導具の使用
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