第28話
[8/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
たランディ兄と灰色のお兄さんだねぇ!けど、それでもシャーリィはそう簡単に狩る事はできないよぉ!?」
炎竜と鳳凰による炎で敵陣を焼き尽くすランディとリィンの協力技――――龍凰絶炎衝による全身に痛々しい火傷や無数の切り傷がありながらシャーリィは凶悪な笑みを浮かべてランディとリィンを見つめて叫び
「やれやれ……痩せ狼ですらもこれ程の狂気は宿していなかったが……まあ、本質は似ている奴と気が合うのは間違いないだろう。奴と会えるように”次”で貴様を冥府へと送ってやろう。」
「―――哀れな人。これで全て終わらせましょう。」
シャーリィの様子を見たレーヴェは呆れた後目を細めて魔剣を構えなおし、シャーリィを憐れんだアイドスも神剣を構えなおして二人はそれぞれ大技を発動した!
「受けてみろ……風鎌の奥義―――――ハートヴェイル!!」
「飛燕剣奥義――――飛燕―――姫神恍舞!!」
「あ―――――」
そしてレーヴェとアイドスはまるで瞬間移動したかのような人間離れした動きによる速さで一瞬でシャーリィに詰め寄ってそれぞれの剣を振るって神速の無数の斬撃を叩き込んでシャーリィの背後へと駆け抜けてそれぞれの剣を一振りすると、何とシャーリィはレーヴェとアイドスが刻み込んだ無数の斬撃によって全身から血が噴出した!
「あはは……は………さすがにこれ以上は……無理……かな………まさか再デビューのつもりが退場させられることになるなんてね………あ〜あ……こんな事だったら……さっき”猟兵王”と殺り合えばよかったな……けどま、リーシャの時以上に楽しめたからいい……や…………………………」
全身から血を噴出させながら地面に倒れたシャーリィは大量の血を失った事と急所をつかれた事によって自身が”死”に近づいている事を自覚して様々な想いを口にした後最後は満足げな笑みを浮かべて絶命した!
「ったく、戦いの果てに満足して死ぬとかあの虎娘らしい最後だな………」
「ランディ………」
「「……………」」
シャーリィが絶命する様子を見守った後複雑そうな表情で呟いたランディの様子をリィンは辛そうな表情で見つめ、レーヴェとアイドスは静かな表情で自身の武器を収めた。
「ランディ先輩……リィン教官………」
「ユウナさん………」
「……これが、”互いの命を奪い合う本物の実戦”、か………」
一方リィン達の戦いを見守り、シャーリィの絶命を見て複雑そうな表情を浮かべるユウナをアルティナは心配そうな表情で見つめ、クルトは重々しい様子を纏って呟き
「結局”紅の戦鬼”には届く事ができず……”勝ち逃げ”されちゃったか………」
「フィー………」
「リィン……」
「………チッ、どうや
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ