巻ノ百二十八 真田丸の戦その十三
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
な」
「真田丸なくしては大坂城の弱みが出てしまう」
「その弱みを補っている出城だというのに」
「その出城がなくなっては本末転倒ですな」
「だからじゃ」
それ故にというのだ。
「拙者はここを守る、だからお主達と大助でじゃ」
「それがしもですか」
「うむ、行って来るのじゃ」
大助にも顔を向けて告げた。
「よいな、そしてな」
「幕府の軍勢をですな」
「さらに打ち破る」
「そうするのですな」
「そうして流れをさらにこちらに寄せるのじゃ」
幸村はこう言ってだ、後藤達と軍議を進めていった。そのうえで再び戦にかかるのだった。真田丸の勝ちで満足せず。
巻ノ百二十八 完
2017・10・25
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ