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いたくないっ!
第六章 オールアップ
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 準備は完了。
 後は、送信ボタンを押すだけだ。

 あらためて、定夫はマウスにそっと手をかぶせた。
 その手の上に、トゲリンが自分の手を重ねる。
 さらに八王子が、
 最後に敦子が、そおっと小さな手を置いた。

 無言で、頷きあう四人。

 定夫は、指先に軽く力を入れた。
 カチリ、という微かな音が、しんとした部屋に響いた。
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