とある地獄の断罪台帳 1/2ページ
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ゃ。
そのたびに振られてぶちのめされたにゃ。
でも、また好きなおんにゃができたら、今度こそと信じてアタックしたにゃ。
好きになったものはしょうがないにゃ。
100回フラれたら、101回目こそ上手くいくと信じて戦ったのにゃ。
好きになったら、猪突猛進前進あるのみにゃ』
「た、たがらおまえば、なんとても、ぶられるのた。
おじでいる、はがりしゃ、うまぐ、いぐものが。……ごりない、やづめ」
赤猫は、引いてばかりいた奴が、何を賢しらげにと思う。
傷つくことばかり恐れて、笑いものになることを恐れて、行き着いた先は自分の汚部屋。
「お、おまえのごいば、げっじで、がなわない。
むたに、ぎすづぐまえに、でっだいずるのも、ゆうぎ……」
『お断りにゃ。男は傷だらけでにゃんぼにゃ。
おんにゃに何百回振られようが、何億回振られようが、俺はひたすら戦うだけにゃ』
「ま、まげるごどかわがっでいるだだがいを、いとむのば、おろがた。
しふんのりぎりょうを、わぎまえるのか、おどなた」
赤猫は知っている。こいつにそれをいう資格がないことを。
こいつは単に何もしなかっただけだ。
戦わなければならないときも、逃げただけだ。
逃げ込んだ先が、汚部屋と二次元だったと言うだけだ。
だから赤猫はこう断罪する。
『おみゃーのしたことは、ただ戦わにゃい理由を必死に積み上げたことだけにゃ。
そういうのを何というか知ってるかにゃ?
「後付けの根拠」というんにゃ。
おみゃーは「大人はこうする」といって戦わない自分を正当化しただけにゃ。
大人ぶるどころか、そんにゃ「予防線」張るにゃんて、ガキのすることにゃ。
自分に向けた言い訳に過ぎないにゃ。
戦わずに降参してももいいのは、戦えば確実に死ぬときだけにゃ』
「おまえ、なんがに、おれの、なにか、わがる……」
とある深夜アニメの主題歌にそういうフレーズがあったようだが、赤猫のように受け取るのは、さすがに「裏読み」以外の何でもない。
しかし、「事実」の一端は含まれているだろう。とくにプラウダ風紀いいんかい?の場合は。
『おみゃーはただ、傷つくことから逃げただけにゃ。
無視されるのが怖いから、教室から逃げたにゃ。
役立たずとののしられるのが恐かったから、仕事から逃げたにゃ。
カツアゲされたときも、パンツ1枚以外みんにゃむしられたにゃ。
嫌われるのが恐かったから、他人からも逃げたにゃ。
好きになった相手から手ひどく拒絶されるのが恐かったから、誰も好きになれなかったんだにゃ。
家族の顔を見るのも怖かったから、部屋に逃げ込んだにゃー!
そして、最後は虚構の世界に耽溺したんだにゃ。
あり得ないプロポーションとありえないきゃわい
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