艦娘とスイーツと提督と・22
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た。最初は俺の強面に怯えていたからな、えらい進歩だ。
「あ、あの、提督……?」
「ん、何だ?」
「『パパ』って……呼んでも、いい?」
俺は別に呼ばれ方に拘りは無いしなぁ。現に、天龍と木曾は俺の事を『親父』と呼ぶし、『パパ』でも別段問題はない。
「ん、まぁ……好きに呼べ」
「じゃ、じゃあ……練習ね?」
山風が頬を赤らめ、上目遣いで俺の顔を見上げて来る。
「パ、パパ……?」
「ぐふっ!?」
ヤバい。これはヤバい。予想以上に照れ臭いぞ!?それに物凄く可愛いじゃねぇか。何だかもうこのまま養子縁組して娘として引き取りたい位に可愛い。
「だ、大丈夫パパ!?」
「がはっ!?」
急に噎せた俺に焦った山風が再びのパパ呼び。しかしそれが原因だとは口が裂けても言えない。その追撃のパパ呼びで更なるダメージを負う。イカン、悪循環だ。何とかしないと。
「だ、大丈夫。大丈夫だ……ビックリしてコーヒーが変な所に入っていっただけだ」
「そ、そうなの?良かったぁ……」
ホッと胸を撫で下ろす山風。とりあえず、パパと呼ぶのは誰も居ない所だけにしてもらおう。
後日、山風にパパと呼ばせている現場を金剛に目撃され、『じゃあ私はママですネ〜?』とニマニマされたのは別の話。
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