第5章:幽世と魔導師
第149話「向かう場所は」
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からな。今のなのはは。
「そ、そうなの?」
「ええ。そうね」
「凄く分かりやすかったよ?」
「えぇー……」
アリサ、すずかに肯定され、しょんぼりするなのは。
「よし、じゃあこっちに召喚するぞ」
伝心でシーサーさんに合図を送り、召喚の術式を発動させる。
「……っと、ここがあんたたちの拠点か。……結構大所帯だな」
「わ、わわ……!?」
「……ん?」
こっちに来たシーサーさんの姿を見て、何人かの女性陣が顔を赤くする。
……なんだ?
「も、もうちょっと露出度を下げなさいよー!?」
「……あー……」
女性陣の気持ちを代表するように、アリサが吠えた。
まぁ、確かにシーサーさんの今の恰好は露出度が高い。
脚が毛皮に覆われているとはいえ、水着とかと同じぐらいの露出度だからな。
「そう言われてもなぁ……式姫としていた頃はこれが普通だったし……」
「そうですね。当時はあまり気にしてませんでした」
シーサーさんが頬を掻きながら言った言葉に、蓮さんも同意する。
ちなみに、蓮さんはシーサーさんと一度会っているため、協力者がシーサーさんだと知って納得していた。
「し、しかし、その恰好だと割と危ないのでは……?」
「クロノ君……?」
「え、エイミィ!?い、いや、これは防御の事でだな……」
クロノがシーサーさんの恰好を見てそう尋ねる。
直後にエイミィさんに詰め寄られて言い訳してるけどな……視線がそういう類のタイプだったんだよなぁ……。仕方ないのかもしれないけどさ。
「あぁ、オレは体が頑丈だからな。むしろ身軽で丁度いい感じだ。……まぁ、確かに防御面で厳しい所もあるけどな」
「確かに、限りなく服装を減らした分、早く動ける……。理に適っている……のかな?」
「……だからってあれ以上薄着にならないでよねフェイトちゃん……」
一理あると頷いて天然発言しているフェイトになのはが突っ込む。
「(……助っ人を呼んだだけでどうしてこうなった?)」
まぁ、大体シーサーさんの恰好が露出度高いからなんだけど。
でも、式姫は普段の姿が一番戦いやすいそうだ。
当時は防具や武器も別で製作していたらしいが、一番馴染み深かったのは召喚された時の恰好と武器だったと、椿や葵から聞いている。
身の丈にあった武具が一番扱いやすいから、わからないでもない。
「シーサーさん……ですか」
「ん?あんたは……」
「瀬笈葉月と言います。……貴女達式姫を、良く知る者でもあります」
「……そうか」
シーサーさんにとって、瀬笈さんが何者かは分からないだろう。
でも、目を見てどういった人柄の人物からはなんと
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