第二章「助っ人現る…?」
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きたのだ。
「えぃっ!」
突進してきたコバピー擬きに向かい、僕と話していたメラ・ニョポ…もういい。メラが銃を撃った!
「うひょ!」
この叫び声も間違ってる気がするが…。そんなことより、いくらコピーとはいえ中には一般市民(内二人は除外で…)も紛れてるのに!
「そのコピー達の中には街の人達も…」
しかし…よく見ると、それは良くできたただの水鉄砲だった…。
「えぇっと…なんじゃそりゃ〜!?」
「これ?良く出来てるだろ?」
メラはそう言って白い歯を見せ、爽やかに親指を立てた。
「まぶ…!ってか、これってそんな間抜けな話しなんかい!?」
そう叫んでみると、さっき撃たれたコピーがむっくりと起き上がった!
「ありゃ?俺…今まで何してたんだ?」
「け、けぃ…!?」
なぁ〜んと、水鉄砲で撃たれたコバピー擬きは、噛まれて僕の姿になったけぃだったのだ!
「ってか、ぜってぇおかしいだろ!?なんで水鉄砲なんだよ!」
僕はメラに向かって叫んだが、メラはどうでもいいようで僕の言葉は右から左…。
「うっわ!こりゃイケるゼッ!!」
もうノリノリのウハウハ状態で、水鉄砲を撃ちまくっている。
そんなメラに恐怖を(ってか嫌悪感?)を感じたコピー達は、我先にと逃げ回って大半はどこかへと消えてしまった。ま、何匹かは餌食になっていたが…。
だが、どうやら噛まれて擬きになった人間にしか効果がないようで、コピー自体は濡れるのが嫌だっただけらしい…。
人間の姿(ってか僕も人間だっつぅの!)に戻った人々は歓喜し、各自防衛体制に入った。その中に、見覚えある二人が紛れていたが、父とリツさんの姿を見つけることは出来なかった。
「チッ…!こいつらだけかよ…。」
そこにいたのは紛れもなくけぃとみほ殿で、僕は嫌んな感じに舌打ちをしたのだった。
どうせだったら、父かリツさんであればコバピー擬きの対処も出来たってのにさ…。なぜにこいつら?それも二人揃って!
「クッソ!なんでテメェがいるんだ?リツさんはどこだっての!」
「フッ…それはこっちのセリフだ!けぃの分際で何寝惚けたことを!」
あぁ…始まったよ…。
そこへメラが止めに入った。
「君達が何者かは知らんが、ここは未だ戦場だ。互いに争っている暇はないぞ!」
おぉ!メラがまともなことを言ってる!メラなくせに…。
しかし、けぃとみほ殿は険悪な目でメラを睨み付けて言った。
「うっせぇよ、そこのオッサン!」
「オヤジはすっこんでろっての!」
二人の言葉を聞いたメラは、その躰から蒼白く燃えるオーラを放ち始め、手にしていた水鉄砲を徐に別のものに持ち変えた。
「フ…フフフ…。」
-ドドドドドドドドドドドドドドドド…!!-
歳を気にしていたのか、メラは二人に向かって銃を乱射し
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