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嗤うせぇるすガキども
これが漢の戦車道 A
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騰してしまう。
 残りのクルセイダーの乗員たちは、いきなりホラー号が消えてしまい、パニック状態。

「砲手。目標は前方11時、1時、2時方向の戦車3両。
 装てん、全速で3発ほうり込め!」

 バケモノ車長が叫ぶまでもなかった。
 砲手はすでに11時方向のクルセイダーのバックを狙って射っており、もう次にぶち込む女にイチモツを向けていた。
 装てん手は最速で1発4秒の記録を持つ。
 見ている側からすれば、ホラー号の砲塔が90度すーっと回ったと思ったら、クルセイダーが3両白旗を揚げていたとしか見えなかったにちがいない。

「おいおい、なんだよそりゃ」

 鹿次は生まれて初めて「男の戦車戦」を身をもって体験し、なかば呆然としていた。
 男は横Gにも縦Gにも踏ん張りが利くので、女ではできない機動が可能なのだ。
 そうでなければ女のレーサーがもっと(以下略)

「あとはスタ公だけか……。よし、操縦手。
 180度旋回、時速28キロきっかりで逃げろ」

 またまたバケモノ戦争親父が変な指示を飛ばす。
 重戦車相手にケツ向けて逃げろなんて、オカマ掘ってくださいと言うのと同じだ。
 普通ならば……。
 
 
 
 
 

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