第九十八話 そうだ幼年学校へ行こう 前編
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ヒアイスで御座います」
名前を聞いて、大げさにみんなに聞こえるように言うのがコツですよ。
「おお、シェーンヴァルトとキルヒアイスであったか」
「ご存じで御座いますか」
みんなが注目し始めたな、ラインハルトは嫌そうな顔をキルヒアイス困惑気味だね。
「うむ、妾の手料理を馳走した事があるぞ」
フフフ、みんなが注目しているね。
「それは名誉なことで御座います」
校長も追従してきて楽だねー。
「両人とも此方へ来るが良いぞ」
「「御意」」
ラインハルト、嫌々ながら来るのがだだ解りだよもう少し人生経験を積まないと只の我が儘小僧と成るぞ。そのてんキルヒアイスは流石苦労性だけ有って卒がないね、ラインハルトと出会って人生終わった人だからなー、ある意味スゲー気の毒なんだよな。
近寄らせて他の生徒に聞こえないように話しますよ、2人には話し方が妾言葉なのは何故かと言う意味を生徒達には特別扱いだという嫉妬心を仰がせるのと一石二鳥ですね。
「両名とも久しぶりですね、公式の場ですから、喋り方が妾言葉になるのは許してね」
ラインハルトは仏頂面だ、それを見たキルヒアイスが慌てて私にお辞儀してくれますよ。
今度はみんなに聞こえる声でいいます。
「両名とも久しいの、卿等の格闘術は素晴らしいと、オフレッサーも賞めて居るぞ」
「御意、このまま腕を磨けば、歴史に名を残す、装甲擲弾兵に成れますぞ」
うわー、心底嫌そうな顔してるよ、オフレッサーもズザンナは完全に気がついてるけど、あえて無視してるね、流石我が陸戦王者と我が友だよ。
「どうじゃ、オフレッサー妾は子供の頃シェーンヴァルトに近衛に成れと申したのじゃが、装甲擲弾兵もお勧めかの?」
「殿下、無論で御座いますが、装甲擲弾兵で修行した後で近衛に為されば良いかと存じます」
「おお、その手が有ったか、それは良き考えじゃ、賞めて使わす」
「殿下、勿体のうございます」
放っておかれて段々ラインハルトが苛ついてきているのが判るよ。
「そうじゃ、オフレッサーこの者達に稽古を付けてやるのはどうじゃ?」
校長が久しぶりに口を利いたよ。
「殿下、それは良きお考えで御座います、この者達も更に技に磨きがかかるで有りましょう」
確かヴァンフリート4=2でラインハルトがキルヒアイスならオフレッサーに勝てるだろうと言っていたからね、最初はラインハルトとズザンナを戦わせてどの程度か見て見たいな。
「殿下、父の手を煩わす必要は御座いません、私が稽古を付けましょう」
ズザンナ、ナイスだよ、流石我が友だ以心伝心だよ、おっみんな注目してるね。ラインハルトに至っては馬鹿にされたのかと怒っているのがよく判るよ。
「ズザンナ、面白い、シェーンヴァルトと手合わせ致せ」
「御意」
「殿下、女性
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